『星空の用心棒』鑑賞

星空の用心棒 [DVD]

ジュリアーノ・ジェンマ/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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マカロニウエスタン界の里見浩太朗ことジュリアーノ・ジェンマ主演の一昨。題名こそ『星空の用心棒』となってはいますが、主人公は用心棒でもないし、星空にまつわるエピソードも描かれていません。当時の配給会社の宣伝部は一体何を考えてこの題名にしたのでしょうか?

題名についてのツッコミはさておき、ちょっとググって調べてみたら、この作品の「原作」はデュマの『モンテ・クリスト伯』だそうです。無実の罪で投獄された主人公が脱獄し、自分を窮地に陥れた相手に復讐する、という筋立てはなるほど原作通りのストーリーではありますが、原作の名声にふさわしい作品だったか?と問われると、いかにも「安っぽいな」という感想を持たざるを得ません。

いくら低予算でならしたマカロニウエスタン作品とはいえ、」安っぽく見せてはいけませんね。まあ、金だけはかかっていても安っぽく見える作品も多々ありますが…。

ジェンマ演じる主人公が、全く強そうに見えないし、実際に強くも描かれていません。ものすごい早撃ちだというわけでも、的中率がゴルゴ13並だとかいうわけでもなく、腕っぷしだって、至って普通。ちょっと数の多い敵に囲まれたらあっさりと敵に捕まってしまい、クビに縄をかけられて、絞首台の足下の台を蹴飛ばされる寸前まで行きます。

ま、この辺は観客のドキドキ感を煽ろうという演出なのでしょうが、最後には勝つと決まっている主人公が、あっさり死ぬわけねーよな、と全然ドキドキ出来ませんでした。

最後には敵を討ち果たして、恋人ともラブラブになってハッピー、ハッピー。醜い浮き世の鬼を退治てくれた主人公が明るい空の下で晴れ晴れとした笑顔を見せて終わり。こういうストーリーがウケた時代もあったんだ、という「歴史的価値」を確認させてくれただけの作品でした。

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by lemgmnsc-bara | 2018-09-12 05:52 | エンターテインメント | Comments(0)

なんだかんだで読んだ本のことばっかり書いてます。たまに映画、時々食い物とドライブとラグビー観戦。
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