『ゾンビーバー』鑑賞

ゾンビーバー [DVD]

レイチェル・メルヴィン,コートニー・パーム,レクシー・アトキンス,ハッチ・ダーノ,ジェイク・ウィアリー/インターフィルム

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アメリカでは常に一定の「需要」があるゾンビ映画の動物版。題名の通り、ゾンビと化したビーバーが田舎町を訪れた若者たちを襲うというホラー映画です。

とはいえ製作陣には『ハングオーバー!』という超おバカ映画と同じスタッフが連なっており、おバカ要素と、低予算からくるチープさ(何しろ登場人物はチョイ役も含めてたったの13名だし、襲ってくるビーバーたちはいかにも作りモノ然としたオモチャのようなシロモノ)に満ち満ちておりました。

ストーリーは、いかにも無神経なトラックドライバーが、ケイタイを見ながら運転し、鹿を撥ねてしまうところから始まります。撥ねた衝撃で、荷台から産業廃棄物の缶が一つ川に落ちてしまうのですが、このサノバビッチたちはそのことに全く気付かずに走り去ってしまいます。

で、その産業廃棄物が流れ着いた湖に生息するビーバーたちに悪さをしてゾンビ化してしまうという安直そのものの設定です。

折悪しくこの湖近くを訪れていたのは、セックスのことしか頭にない、これまたクソビッチな女子大生三人組。本当は女子会のはずだったこのバカンスに結局は彼や浮気がバレて元カレになりつつあった三人の男子大学生が合流して乱痴気騒ぎを繰り広げます。エッチなサービスショットもあり、その辺だけは「娯楽作品」というにふさわしいんですがね(笑)。

で、静謐な地域を侵した馬鹿者たちは必ず報いを受けるという物語の典型例に添い、ゾンビーバーたちがこの6人に襲いかかります。最初にコテージに侵入してきたのは一頭だけでしたが、翌日湖でノホホンと水浴しているところには大群が襲いかかってきます。

なんとか根城であるコテージにたどり着いた若者たちでしたが、男の一人は足首を食いちぎられてしまっていたりもします。この湖は人里離れた場所にあり、ケイタイは圏外、しかも枝やツタなどをかじることが大好きなビーバーの習性から固定電話の電話線も食いちぎられており、外部との連絡は一切つかないという追い詰められた状況。

窓やドアに板を打ち付けるなどして懸命に自衛策を講じる若者たちをあざ笑うように、夜に入ると夜行性であるという本能をむき出しにしたゾンビーバーたちが一斉にコテージに襲いかかってきます。足首を食いちぎられて寝込んでいる男を除く五人は必死で抵抗しますが、いわゆる多勢に無勢状態。段々と窓が破られたり、地下からの攻撃にあったり綻びが生じ、その綻びが大きくなっていきます。そんなジリ貧状況を打破するために、外部に助けを求めに車で脱出する三人(怪我した男と健常な男、そしてサービスショットを披露してくれたねーちゃん一人)。しかし狡猾なビーバー君たちは木を切り倒して道路を封鎖したりもしています。ここで一人の猟師が通りかかり、なんとか窮地を脱した二人(健常な男一人は倒木をどけようとしたところをビーバーに襲われて倒されました)と猟師は一旦、コテージからは少し離れ隣家に助けを求めに行くのですが、ここもビーバーたちにすでに襲撃されており、しかもご丁寧に固定電話の電話線は食いちぎられています。そうこうするうちに足首を食いちぎられた男がゾンビ化し、生き残った人間はますます不利な状況に追い込まれていきます。というわけでストーリー紹介はここまで。結末は本編をご覧ください。

英語の「beaver」には俗語として「女性器」の意味があるそうで、エロ要素が満載。しかし、ゾンビ化したビーバーたちはあまりにもちゃちで恐怖をあまり感じませんでした。噛み付かれた人間がゾンビ化してからの展開はゾンビ映画の定番のストーリー展開です。襲いかかってくるゾンビをいかに倒すか躱すかして逃げ切るか?まあそれなりに意外性があり、皮肉もまぶされた結末だったとだけ記しておきます。

遊び心あるスタッフ故、エンドロール中のNGシーン紹介や、ラスベガスあたりのディナーショーでフランク・シナトラあたりが歌ったらぴったりくるようなスタンダードナンバーを模したエンディングソングなどストーリー以外のくすぐりには楽しませてもらいましたが、いかんせん本筋がねぇ…、って感じの一作でした。



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by lemgmnsc-bara | 2018-08-12 08:17 | エンターテインメント | Comments(0)

なんだかんだで読んだ本のことばっかり書いてます。たまに映画、時々食い物とドライブとラグビー観戦。
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