『弾突DANTOTSU』鑑賞

弾突 DANTOTSU [DVD]

スティーブン・セガール,ランス・ヘンリクセン,ブランチャード・ライアン,ポール・カルデロン/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

undefined


最近日常生活の中で一番真剣に取り組んでいる「とっておく必要のない作品廃棄運動」における、廃棄対象の筆頭格、スティーヴン・セガール作品です。タイトルに『沈黙の〜』というフレーズこそありませんでしたが、中身は一連のシリーズ作品そのもの。

今作の主人公マットは元警官。病的なまでのバクチ好きで、家庭を崩壊させた上に、多額の借金まで背負っているというダメ男。「いつも」のようにストイックな品行方正さがないところが、若干のテイスト違いといえばテイスト違いですかね。

さて、そんなマットの前に謎の老人とその手下が出現。借金の肩代わりをするから、人を殺しなさいなどという正義のヒーローにはあるまじき「悪事」に手を染めることをそそのかします。マットが刑事の前についていた職が軍人で、しかも腕っこきの殺人のプロだったからです。この辺からいつものセガール作品のパターンを踏襲していくことになります。一応、依頼されるのは生かしておいては世のため人のためにならぬ人物の殺人です。正義背負ってますねぇ。ただの人殺しのくせに。まあ、『必殺シリーズファン』の私としては好ましいパターンではあるのですが…。

ストーリーは決まっているので、あとはアクションシーンの出来が作品の価値を決めます。結論から言えば、それなりに見ごたえはありました。合気道の達人らしく(実際に七段の資格持ち)、素手やナイフの相手はことごとく投げ飛ばすか殴り倒すかする。銃撃戦でも負けない。敵の方が圧倒的に多く、したがって撃たれる弾も天文学的と言って良いほどの差があるというのに、マットにはほとんど当たらないか、当たっても防弾チョッキの上。逆にマットの撃つ弾はバンバン当たりまくります。御都合主義満開ですねぇ。もはやこうなると歌舞伎の様式。さすが日本に住んでいた経験が長いだけあって、日本文化への造詣が深いからだ、ということにしておきます。以前紹介した『沈黙の聖戦』に比べれば、敵の動きに無駄がない分、リアルな格闘シーンではありました。

この作品の公開は2008年で、セガールがデビューして20周年という記念作品でしたが、本国アメリカではビデオスルーされ、日本でのみ劇場公開されたそうです。『水戸黄門』みたいなドラマが根強い人気を誇る日本というマーケットに関しての分析だけは冷静になされていたようです。



[PR]
by lemgmnsc-bara | 2018-08-05 07:53 | エンターテインメント | Comments(0)

なんだかんだで読んだ本のことばっかり書いてます。たまに映画、時々食い物とドライブとラグビー観戦。
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30