『人生を狂わせる10本の映画』を読んだ

人生を狂わせる10本の映画

シネマ4の字固め/null

undefined

「シネマ4の字固め」というPod Castで配信されている映画評論対談を書籍化したもの。マルモト、タカノ両氏が「出演」し、マルモト氏編の5本は同氏の一人語り、タカノ氏の5本は両氏の対談という体で文字化してあります。

『アマデウス』という超メジャーな名作から、どこで上映されるかすらわからず、語っているタカノ氏本人自身が観たこともないという幻のカルト作品『バリゾーゴン』まで10本の映画が紹介され、それぞれが両氏の人生をどう狂わせたかが語られています。

本にせよ、映画にせよ、音楽にせよ、他人に対して自分の考えなり情熱なり感動なりを表現した作品に影響を受けて、その後の人生が変わったという例は枚挙にいとまがないでしょう。私の場合は中学時代に触れた北杜夫氏の「マンボウ」モノに大いに刺激を受け、影響されました。それまで「笑い」とは動作とか、一発ギャグの類で取るものだと思っていましたが、文字だけでもいくらでも面白いことが表現できるんだ、と知った衝撃は非常に大きかったですね。このブログをはじめとして、様々な場所で文章を書き殴っていますが、大半の場合、どこかで笑いを取ることを意図したフレーズを挟んでいるつもりです。ウケるか否かは補償の限りではありませんがね…。

マルモト氏にとっての「マンボウ」モノに当たるのが『悪魔のいけにえ』というホラー映画。頭の狂った一家に、たまたま通りかかったヒッチハイカーたちがひたすら惨殺されるだけというグロな内容だそうですが、キャラクターの設定からストーリー展開、個々のシーンに至るまで、タカノ氏のとっては全てが衝撃的だったそうで、この映画を観てしまったがゆえに、のちに映画でメシを食う道を選んだとまで言い切っています。確かに人生を狂わせた作品ですね。

私はこの作品に関しては未見ですので、ぜひ観てみたいと思い、先週近くのレンタルDVD屋で探してみたのですが、残念ながらありませんでした。悔しいんで『ムカデ人間』というグロ作品を借りて来ちゃいましたが(笑)。

人生のある時期において、その後の人生の方向性を決定してしまうような作品と出会うというのは幸せなことなのか?それとも不幸なことなのか?恐らくは幸いと言って良いのでしょう。だいたい人生に「正解」などというものはないのですから、森羅万象のうちに一つでも興味のあるものが見つけられ、それを生業にできることは幸せなことなんだろうと思います。締めが急に真面目になっちゃったなぁ(笑)。




[PR]
by lemgmnsc-bara | 2018-07-07 14:24 | 読んだ本 | Comments(0)

なんだかんだで読んだ本のことばっかり書いてます。たまに映画、時々食い物とドライブとラグビー観戦。
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30