『キングスマン:ゴールデン・サークル』鑑賞

キングスマン:ゴールデン・サークル 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

タロン・エガートン,コリン・ファース,ジュリアン・ムーア,マーク・ストロング,ハル・ベリー/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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演技派と目されていたコリン・ファースの派手なアクションシーンと、意外な小道具が話題となった『キングスマン』シリーズの二作目。

一作目で主人公だったハリー(コリン・ファース)が死んでしまったので、今作の主人公は、前作でハートをかばって死んだ同僚の息子エグジー(タロン・エガートン)。諜報機関であるキングスマンとジュリアン・ムーア演じる女王ポピーが率いる麻薬密売組織ゴールデンサークルとの戦いが描かれます。

冒頭からいきなりのカーアクション。キングスマン失格の烙印を押され、今やゴールデンサークルの一員に成り下がったチャーリーとエグジーとが走行中の車両内でバトル。チャーリーは高度にメカニカルな義手を武器に、車体のあちこちを破壊しながらエグジーに襲い掛かりますが、そこは若いとはいえ、「正式」なキングスマンであるエグジーとチャーリーの実力差。苦戦しながらもエグジーはチャーリーを撃退します。しかしながら、義手はチャーリーの意思とは別にコントロールされており、車両のコンピューターからキングスマンの情報をハッキングします。

この情報をもとに、キングスマンの基地や各地のメンバーの居住地にミサイルが撃ち込まれ、エグジーと、主に情報を扱うことの多い非戦闘員マーリンを除いてキングスマンは全滅。さて、八方ふさがりのエグジーとマーリンはどうするのでしょう、って『ミッション・インポッシブル』そのまんまだろ!しかも組織の秘密金庫から出てきた「ステイツマン」って名前のウイスキーの産地がケンタッキー(なんでスコッチの本場でバーボンなんだ?って疑問もあります)だからケンタッキーに行けばなんとかなる、って短絡的な思考と行動は何?普通は飲んで酔っ払って刹那的な気分のまま風俗にでも行くか、ゲロでも吐くかくらいだろ?まあ、そこは諜報機関だけにどんなモノにでも何かしら意味があるとエグジーたちが意識していたのと、どんな小さな手がかりでもそこにすがりつくしかないというくらいに追い詰められていたがゆえの行動だったと、好意的に解釈しておきましょう。

で、エグジーたちの予想通りというか、期待していた通りステイツマンはあまりかにおけるキングスマンみたいな活動をする組織で、エグジーたちの活動をサポートすることになります。

ここで『リングにかけろ』または『魁!男塾』システムともいうべき超御都合主義的展開へ。すなわち、前作で左眼に銃弾を浴びて死んだはずの前作の主人公ハリーが生きていたのです。銃弾を受けたすぐその後に最先端医療システムで保護され、過去の記憶のほとんどを失うというダメージを受けながらも生きていた。これは流石にねーだろ。でもって様々な紆余曲折を経て、ハリーは記憶を取り戻し、キングスマンに復帰。いやはや。ゾンビじゃねーんだから明らかに死んだことになっている人間を生き返らせるんじゃねーよ、全く。

さて、ステイツマンのバックアップと旧主人公の助力を得て以降のストーリーは勧善懲悪の物語そのもの。最後は正義が勝ってメデタシ、メデタシ。

『ハンニバル』で、レクター博士の「恋人」として「普通の女性」を演じていたジュリアン・ムーアが、レクター博士もかくやと思わせる残虐かつ悪趣味なシーンを演じ、憎たらしさを醸し出していたのが唯一の救い。ヒット作の続編ってのは難しいですね。





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by lemgmnsc-bara | 2018-06-17 08:34 | エンターテインメント | Comments(0)

なんだかんだで読んだ本のことばっかり書いてます。たまに映画、時々食い物とドライブとラグビー観戦。
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