『101』観賞

101 [DVD]

グレン・クローズ,ジェフ・ダニエルズ,ジョエリー・リチャードソン/ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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ハリウッドの「ネタ切れ感」を如実に表した一作。その昔、私が幼少の砌に作られたアニメ『101匹ワンちゃん大行進』の実写版映画です。

何分にも、この物語に触れたのが半世紀近くも前のオハナシですので、アニメで見たのか、絵本の類で読んだのかもすでに定かではありません。ただひたすらダルメシアンの大群が走り回っていたというイメージしか残っておらず、ストーリーなんぞ全く覚えていませんでした。そういう意味では「新作」ではあったのですが…。

ストーリーは深く通じ合った人間と犬の情が奇跡を起こして、犬たちを窮地から救うとともに、最後には犬も人間もハッピーハッピーという典型的勧善懲悪ほのぼのモノ。このストーリーをいかに作り物っぽくなく、自然に進行させるかが一番の見所でした。

結論から言うと、不自然さは多々あったものの、許容範囲に収まったかな、というところです。ま、実写とはいえファンタジーですからね。対象年齢層もおそらくかなり低く見積もられていたのでしょうし…。

敵役のデ・ヴィルは売れっ子デザイナー。デザインしたものが売れているのをいいことに、わがまま放題の傲慢な人物で、近くにいる従業員たちをそれこそ犬以下に扱う非道ぶりです。どこかの元議員さんに演じさせたら、さぞかしリアリティーが出たのではないでしょうかね(笑)。もちろん従業員役は元秘書氏です。今作で演じた女優グレン・クローズは『危険な情事』で鬼気迫る女ストーカー役を演じた方。けばけばしいメイクと髪型、ド派手な衣装で、出て来た瞬間に彼女以外の敵役は考えられない、という雰囲気を醸し出してしまいます。あ、そうそう、今なら韓国の某財閥の姉妹と母親を足して3で割ったらちょうどいい感じが出るんじゃないでしょうかね。

さて、デ・ヴィルは突然、ダルメシアンの、それも子犬の毛皮でコートを作ることを思い立ちます。普通、ダルメシアンは立派な飼い犬ですから、毛皮なんぞ簡単に集まる訳はありませんが、そこはナッツリターン姫に水かけ姫、暴行女王の性格を全て持ち合わせたキャラクターですから、手下に命じて非合法に子犬を集めさせます。簡単に言えば、さらって来ちゃうってことです。いかにもケチでスケールの小さい悪事しか働けないような、下っ端たちに命じてさらわせた子犬が101匹。その内の15匹が主人公たちの飼い犬の子供たちだったというわけで、親犬が子犬たちを救おうと奔走します。

ここで街中のいろいろな動物たちが、様々に協力して、小悪党たちを翻弄します。この辺はファンタジーのファンタジーたる所以。曹物たちの知能が作品内のレベルにあるなら、人間が万物の霊長として地球上に君臨などできているはずがありません。ま、その辺には目をつぶって『ホーム・アローン』の動物編だと思って見ておけば肩がこらずに楽しめる作品だったと思います。





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by lemgmnsc-bara | 2018-04-28 18:28 | エンターテインメント | Comments(0)

なんだかんだで読んだ本のことばっかり書いてます。たまに映画、時々食い物とドライブとラグビー観戦。
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