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’15〜’16シーズン観戦記3(ジャパンvsスコットランド:TV)

多くの日本人のため息を誘ったのが標題の試合。

この試合の敗因は「日程」につきると思います。エディー監督も「最低中5日は必要」と言ってましたが、本当にその通り。しかもジャパンの場合第1戦が優勝候補のスプリングボクス。気持ちはあってもカラダがついていかない、という状態だったと思います。

少々厳しい言い方ですが、これはラグビー再弱国というレッテルをはがす事ができなかった過去のジャパン代表(選手のみならず、指導者、協会ふくめてすべてのチーム関係者)の負の遺産がもろにのしかかってきたというところでしょう。「弱いんだからどんな日程組まれたってしょうがないよね。どうせ負けるんだから、日程がキツかったって言い訳ができるほうがいいんじゃない(最後の方は少々妄想込み 笑)」ってな運営側の意向が透けてみえるようなスケジュール設定だったと思います。

さてこの試合、ジャパンは明らかに動きが鈍かった。素早く動いて動いて相手を振り回すことが身上のチームとしては致命的な戦力ダウンです。疲労からの細かいミスも多く、そこにつけこまれたPG2本を早々に献上。

それでも最初のラインアウトから奪ったトライは見事でした。サクラの奔流がスコットランド伝統の濃紺のジャージを飲み込む様はみていて痛快でした。取るべき時にはしっかり取る。これは見事な進化だったと思います。

しかし終わってみれば最初で最後のトライ。これ以降はどんな攻撃もインゴールを陥れる事が出来ませんでした。前半の最大の見せ場は五郎丸選手のビッグタックル。人気でるわ、これなら。

後半は完全にスコットランドペース。そもそもが堅い守りからの反撃が身上のチーム。疲労からベストのパフォーマンスからほど遠いジャパンは格好の餌食。松島選手へのラストパスをインターセプトしてトライを奪ってからは試合の流れをその手中におさめてしまいました。

後半の後半のトライラッシュは往年の「弱いジャパン」を観ているようで歯がゆかったし、悔しくもありました。最終スコアは10−45の大敗。南ア戦後の大騒ぎがウソのように「決勝トーナメント進出絶望的」みたいな論調がすぐに出てきました。でも後二試合控えているし、まだ下を向くのは早いですね。今のジャパンにできることは後二試合に確実に勝つ事。日本のラグビーファンが出来る事はジャパンの勝利を信じて全力で応援すること。これしかありません。



by lemgmnsc-bara | 2015-09-29 06:55 | ラグビー関連

映画、演劇、お笑い、あまり肩の凝らない小説等々…、基本的にエンターテインメント系に特化したブログにします。

by 黄昏ラガーマン
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