2014年 02月 08日
『僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版』を読んだ
サッカー日本代表の不動の右サイドバックにして、チームきってのイケメン内田篤人選手の自伝エッセイ。
私がサッカーにあまり興味がないせいでしょうか、同じように海外で活躍していても本田選手や中村俊輔選手ほどは目立っていないように感じていましたが、日本国内での活躍はすばらしいもので、早くから将来を嘱望されていたプレーヤーだったのですね。現在所属しているシャルケ04でも堂々のレギュラーとして定着しているようです。
ちょっと前に読んだ、長谷部選手や中村選手の自伝に比べると、若干、線が細いという印象。自由奔放というよりは、いきあたりばったりって印象を文章からは受けました。まあ、それは彼の性格によるもので、本当のところは色んなことを真摯に考えているに違いないとは思いますが(笑)。
鹿島アントラーズ入団後や、シャルケ移籍後などにプレッシャーから嘔吐に襲われたエピソードなどが紹介されていますが、それを乗り越えられるところがやはりワールドクラスたる所以ですね。そういう体調をきちんと織り込んで、マネージメントして環境のまったく異なる異国の地でプレーする…。なかなか出来ないことです。神経が細そうな優男ですが、どっこい一本どっしりとした芯を持っているってことでしょうね。
プチナショナリストな私は、サッカーは日本代表の試合しか観ませんが、今後観戦する際は、ぜひ内田選手に注目したいと思います。
by lemgmnsc-bara
| 2014-02-08 13:59
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