2013年 10月 29日
『ダーティハリー』鑑賞
監督ドン・シーゲルと主演のクリント・イーストウッドを一躍有名にしたのが標題の作。刑事アクションものの古典中の古典ですし、以前読んだある本で強烈に勧められていたのですが、なかなか手に取る機会がなく、ようやく観る事が出来ました。
ハリー・キャラハン刑事は変わり者で警察署内では浮いた存在。しかしやや強引な手法ながらも、犯人逮捕には抜群の成績を挙げているという設定です。この設定、洋の東西を問わず、色んなところでパクられてますねぇ。最近では、『相棒』シリーズの杉下右京なんかがその典型でしょう。
どでかい拳銃をガンガン打ちまくる乱暴者ながら、その実温かい心の持ち主ってのもいかにも大衆ウケしそうなキャラ。これも散々色んなところでパクられてます。まさにこの作品はその後の刑事アクションものの手本となっているわけです。
犯人が公衆電話を使ってキャラハンを引っ張り回すのも当時としては画期的な手法だったのでしょう。いまならさしずめプリペイド方式のケイタイをとっかえひっかえして連絡をとるようなもんですかね。あ、この手法はすでにどこかで観たぞ…。
とにかくそこかしこに、いろんな映画やドラマの「ネタ元」をみてとることの出来る作品でしたね。映画のストーリーそのものは非常に単純だったのですが、その後に与えた影響の大きさにおいては正に歴史的作品でした。クリントが若すぎて笑えたってのもあります。
実はHD録画機にはシリーズの2〜5作目までが録画されているのですが、何故か、初回の作品だけは撮り逃していました。これでようやく続編を観る事が出来ます(笑)
by lemgmnsc-bara
| 2013-10-29 20:40
| エンターテインメント