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豪州ビジネストリップ その2

4/19(水)
すでに4/19はスタートして半日が経過していたが、一応仮眠から覚めて以降のことを19日分の記述とする。集合は13:40だったので13:00過ぎにフロントで両替。忘れてきてしまった手帳の代わりにメモ帳を買いたかったので、近くの売店について聞いてみると「すぐわきに7-11があります」という返答。すかさず、そこに行ってみたら、日本の7-11とは大違いで、飲み物と軽食しか売っていない文字通りのミニショップだった。同じ名前を冠したコンビニでも国によって形態がずいぶん違うのだという事実は興味深かった。この国に来て一番最初に学んだ知識である。

目的が果たせなかったので、7-11前の下り坂を下り、人通りが多い通りに出た。文房具屋を探したがなかったので、もう一度別の7-11へ。やはりここもドリンクと軽食しかなかった。3軒目は地元のローカルコンビニ。ようやくメモ帳が見つかる。ペラペラしたつくりの安っぽいメモ帳だったが、豪ドルで4ドルも取られた(注 後に大型のショッピングモールに行ったら同じメモ帳が5冊で2ドルだった。ボリすぎだぜ、まったく)。よく聞き取れなったので、このくらいだろうと50セント硬貨を出したら、店員にムッとされた。ムッとしたいのはこっちだ!

なんだかんだで集合時間ぎりぎりにロビーへ帰還。そこから資材メーカーとの中間に入る商社の方に手配してもらった車に乗り込んで、先方の本社オフィス兼研究所へ。

技術のトップJ氏と営業部長のY氏(中国系)に迎えられ、プレゼンを受ける。大体の内容は理解できた(注 この出張前に英会話教室に少し通った。なお結局その後1年同じ教室に通い、英語の勉強は今に至るまで続けている)が、若干商社の担当氏の通訳も参考にさせてもらった。途中で二度ほど英語で質問。ちゃんと通じた。俺の英語も捨てたもんじゃないと少しうぬぼれる。

その後、同じ敷地内の研究所へ。様々な設備を見せてもらう。専門的なことはもっぱら師匠が質問するので、私は後にくっついてひたすらヒアリング。いい実地研修である(笑)。アジア系の女性の姿が目立った。

プレゼン、研究所視察の後は夕食に招待されていた。市内中心部にあるホテル近くまで戻ったら道は激しく渋滞していた。ちっとも埒が明かないので、歩いてホテルに戻る。集合時間まで若干時間が空いたので、今までの出来事をメモっておく。

夕食はVAIDO'Sという地元でも有名なステーキハウスでごちそうになった。もちろんオージービーフの専門店である。古めかしい作りの店で、特に目立つ看板なども掲げおらず、何の店かわからないので、一見さんはなかなか入りづらいだろう。しかし入ってみると、カジュアルなつくりで、店内はほぼ満席という盛況ぶり。J氏、Y氏、Y氏の上司のS氏の順に登場。ひとしきり世間話に花が咲く。皆はビールだったが私はワインを頼む(注 この当時は禁酒中だったので、少しだけ飲むならワインというチョイスをした結果)。J氏からは「ここはオーストラリアだ。オーストラリアではワインなんか飲む奴はいないよ」とからかわれてしまった。Y氏の登場とともに、1本120ドルもする高級ワインのボトルが出てきた。日本ではなかなかお目にかかれない超高級ワインである。さすがに美味だった。

料理は大皿のサラダとパンが着席の時点でサーブされており、ソーセージ、各部位の切り落としのソテー(ハンバーグやレバー、豚肉など)、そしてメインのステーキへと続く。私はヒレのLサイズをオーダーした。(注 後にサーロインを頼んだ方の皿をみてみたが、脂身は日本で食べるサーロインの半分以下。サシもほとんど入っていなかった)やわらかでジューシー。「これぞ、肉!!」っていう味だった。日本の牛肉にはいかに多くの脂が含まれているかを思い知らされた感があった。

この店の裏の人気メニューはイチゴを使ったデザートとのことだった。パンケーキかアイスクリームを選ばせるのだが、さんざん肉を食った後にパンケーキはしんどいと思ってアイスクリームをチョイス。しかし、この店のパンケーキはクレープのことで、アイスクリームよりもよほど軽そうだった。合間合間に先方の三氏と英語で会話。「私、この肉、おいしい」みたいなたどたどしい会話だったのだが、メーカーの担当者からは「完璧」と冷やかされる。本当はもっと完璧に聞き取って、流暢にしゃべるはずだったのだ!!半分くらいしかわからなかったが、英語圏の国に来ての初日はまだ耳がなれないので半分くらいしか理解できないとは言われていたので、まずまずといったところか。

途中S氏に「日本で一番人気のある飲料は何だ?」と問われたので「グリーンティー」と答えて笑いを誘う。たっぷりと二時間かけ、飲んで食ってお開き。我々が食事をとったのは2Fだったが1Fの壁には、岩城宏之、関口宏、池内淳子各氏の写真が飾ってあった。特に岩城氏はよく来ていたのだというオハナシだった。

店の外に出ると雨。ホテルに戻ってから、師匠を筆頭にもう一軒飲みにいくというオハナシになったが、私は一足お先に失礼した。コンセントに変電アダプターをつけCPAPをセットしたら問題なく動いた。3畳くらい優にありそうなだだっ広いベッドの上で安心して就寝。


(その3に続く)
by lemgmnsc-bara | 2013-01-01 15:41 | 雑談

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