2012年 12月 31日
'12〜'13シーズントップリーグ観戦その5
当日は先にも述べた通り雨天であった上、非常に寒い日でした。そのため試合前に、『スクールウォーズ』の教師役だった山下真司氏が登場して、ゴールキックに成功したらプロポーズ、などというイベントをやったんですが、まあ、盛り上がらなかった。見事ゴールキックを決めてプロポーズできた彼氏には一生残る想い出だったでしょうけどね(笑)。私も不本意ながら屋根付きのゴールポスト裏の席に逃げ込んでいました。
今シーズンは優勝候補の一角東芝を撃破したアークスは新旧のプレーヤーが噛み合って、着実に力を付けてきているという印象。対するサンゴリアスはやや駒落としの感があるスタメンでした。しかし、多少メンバーが変わっても、プレーの精度に遜色ないのが強いチームの証です。
試合は序盤からボールポゼッションでサンゴリアスが圧倒しますが、その割に点が入らなかったという印象。雨でボールが滑り、凡ミスが多発したこともありますが、アークスがしぶといディフェンスを見せていたというのも事実。年々チーム力が向上しているというのが窺えるディフェンスでした。
大きなミスはなかったものの、今ひとつシャンとしなかったラインアウト。
アークスに押され気味だったスクラム。
ポンポンとボールが動く展開ラグビーは観ていて楽しくはあるのですが、FWだった私としては、マイボールは確実にキープし、敵ボールはパワーとテクニックで奪い取るようなセットプレーを見せて欲しかった気がします。
前半の中盤に怪我で退場して行く、フーリー・デュプレア選手。プレーオフ、日本選手権に向け、書かすことの出来ない選手ですから、軽症であることを祈りましょう。
前半は21-0と零封で折り返すも、攻めている割には得点が少ないという印象。言葉は悪いですが、この程度の相手ならもっと大差をつけておいて欲しかったですね。
後半も最初のトライはサンゴリアスが奪いますが、アークスもFWがモールを押し込んで一本返します。これも大きな反省点。相手もトップレベルの選手の集団であり、最初から最後までまったく隙を見せずにバトルを展開するというのが至難の業だというのはよく理解できるのですが、「これしかない」っていうプレーをされる前に、未然にピンチを回避するような工夫が必要です。攻めているときはいいが、一旦受け身に回ると意外と脆いってのはこれからの厳しい試合では致命傷になりかねません。
結局その後サンゴリアスは2トライ1ゴールを奪い、最終スコアは38-7。順当勝ちではありますが、もっと蹂躙できる試合だったと思います。日本ラグビーの今後の目指す姿に一番近いのがサンゴリアスなんですから、国内のチームには一回も負けないで圧倒的な勝利を収める、という姿を目指して欲しいと思います。
最終戦は因縁の神戸製鋼戦。いまから楽しみです。
by lemgmnsc-bara
| 2012-12-31 20:46
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