2012年 08月 08日
『カンコンキンシアター26クドい! ブラジル美女=巨尻※個人の感想です。』鑑賞
今年もちょっとクセのありそうな太った中年男性(って全部自分にあてはまってんじゃんよ!!)が多数グローブ座に集まってました。公演開始前にこっそりと舞台を隠し撮り。
いつも公演時間が延びてしまうので、それを見越して、今年は土曜日の夕方から始まる回をとりました。5時から始まるならグローブ座の閉館時刻を気にせずに済むだろうと思ったからです。でも、最近は「時間規制」慣れしてしまったようで、大して長くはありませんでした。とはいえ3時間半はたっぷり楽しませてもらったんですけどね。
まず、オープニングの関根座長の堺雅人のモノマネに大笑い。『リーガル・ハイ』にハマっていた当家にはど真ん中のモノマネでした。相変わらずラッキィ池田は全裸で股間を隠しただけという姿で登場。これも名物の一つですから仕方ありません。
今年印象深かったのは、エネルギーの持ちネタコーナー。片一方があるキャラクターのステレオタイプの反応を演じてボケ、その反応と世間一般とのギャップに突っ込むというパターンのコントだったのですが、これが非常に面白かった。平子悟ふんするのは狂言師。彼は本式に習ってはいないものの、南原清隆氏が主宰する現代狂言に参加したりもしているそうです(しかも未経験者とは思えないほど巧いという評価を得ているそうです)。これがまたボケ役としてはピタリはまっちゃってました。形式そのものは古くとも、演じるキャラクターを変えていけば、ウケる要素ってのはたくさん考えられる。笑いってのはつくづく奥が深いなぁ、とも思わせてくれました。
その他には、関根座長自らが演じたパンチェッタ・ジローラモ。やや下ネタがクドかったというのは事実ですが、すべての女にちょっかいを出すというステレオタイプのイタリア人男性を巧く表現していたと思います。あとは、ウド鈴木の怪演。下手をすると知的障害の人々から非難されるんじゃないかと思うくらいの狂気を演じてました。
ちょっと残念だったのは最後のお白州の場がやや短かったのと、内容的に少しマイルドだったこと。去年はそれこそ裁きを受けている出演者が本当に困りきったような表情を見せてそれがまた笑いを誘う、という好循環が観られたのですが、今年はもうこれで終わり?ってな感じでそそくさと終わってしまいました。
最後がちょっと尻すぼみではありましたが、とにかく笑い転げた3時間半でした。また来年も是非行きたいなぁ。
by lemgmnsc-bara
| 2012-08-08 23:34
| エンターテインメント