2012年 05月 20日
『テルマエロマエ』鑑賞
さて、ストーリー。主人公はローマ帝国の浴場設計技師ルシウス(阿部寛)。彼は、自分の設計した浴場(テルマエ)が受け入れられずに悩み、失業の危機に直面してもいました。そんな彼はある日、ちょっとしたきっかけで、現代日本にタイムスリップしてしまいます。そこで見たさまざまな知識をローマに持ち帰り、その知識を活かして設計したテルマエが大ヒットし、ルシウスはどんどん出世し、ついには時の皇帝ハドリアヌスと直接面会できるまでになります。そしてルシウスは皇帝の後継者争いに巻き込まれて行く…。
原作のエピソードを巧く実写化しており、上映中はクスクス笑いが絶えませんでした。漫画のキャラクターを実際の役者が演じると、どうしてもイメージにズレを生じてしまうのですが、この作品は比較的そのズレ幅が小さかったように思います。あまり違和感を感じずにストーリーに集中できました。
原作には登場しない、明らかに作者の分身と思われる女性(上戸彩)が出てきて、ラブストーリーに発展しそうなところで発展し切らないという結末も自然な感じでした。映画化の際にありがちな無理矢理なストーリーねじ曲げがなかったところにも好感を覚えましたね。
現在のところコミックスの方は第4巻まで刊行されていますが、映画は一旦ストーリーが完結しています。でも多分コミックスが続くなら映画も続編が作られるでしょう。この作品に限っては続編があれば観てみたい気もします。当然コミックスは読み続けますよ。
by lemgmnsc-bara
| 2012-05-20 19:50
| エンターテインメント