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『肉体マネジメント』を読んだ

肉体マネジメント (幻冬舎新書)

朝原 宣治 / 幻冬舎

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北京オリンピックで、日本男子陸上短距離で初のメダルとなる銅メダルを獲得したのが400mリレーチーム。そしてそのアンカーを務めたのが著者朝原宣治氏。順位が表示された瞬間に歓びのあまり、手にしていたバトンを放り投げ、一時行方不明にしてしまったことでも有名ですね。

氏は北京オリンピックを花道に現役生活に別れを告げましたが、そのときの年齢は36歳。瞬発力がモノを言う短距離界では異例と言ってよいベテラン選手でした。彼が、どのようにトレーニングをし、実績を積み、そしてメダルという結果を出したのかについて述べられています。

ここ最近とみに肉体の衰えを痛感しています。怪我とココロの問題という二つの障壁に阻まれ、ろくなトレーニングが出来ていなかったからです。ただでさえ年齢的にシンドいのに、トレーニングが出来ないとなれば、私は本当にただのデブです。どうしたら、最盛期とは言わないまでも、少なくとも今のチームに貢献できるようなレベルにまで肉体のパワーを高めることが出来るのかについて記していないかという期待を持って読んだのですが、全部が全部参考になったという訳ではありませんでしたね。

まあ、競技も違うし、氏が求めたのはスピードであり、私が求めているのはパワー(スピードも手に入れられればそれに越したことはないんですけどね…)という違いもありますから、本に書いてある通りのことを実行したところで、あまり意味はありません。

見習うべきは、スピードを追求するために、練習の方法も強度も度々変えて、その度に新しいトライアルとして楽しんだ、という心持ちと、戦いの場に臨むにあたっては、全てやり切ったと、自信を持って言い切れるまでに準備をしておくこと、ですかね。

特に後者に関しては、毎度毎度準備不足を痛感し、その度に、次こそはやり切って臨もうと思いながらも実行できていない私には耳が痛かった。と、いうわけで、今日は徹底的にトレーニングしました。いつ筋肉痛が出てくるのか心配ですけどね(苦笑)。春シーズンに向けて、やり切ったと言えるだけの準備をしておきたいと思います。
by lemgmnsc-bara | 2012-03-05 19:18 | 読んだ本

映画、演劇、お笑い、あまり肩の凝らない小説等々…、基本的にエンターテインメント系に特化したブログにします。

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