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'11シーズン五戦目(クラブチーム選手権)

昨年のクラブチーム選手権後、システムが変更され、それまでトップから、一部、二部、三部A、三部Bという5つのグレードに分かれていたものがDiv.1とDiv.2の二部編成になりました。

ウチのチームは昨年二部で準決勝までいったので、今年はDiv.1に属し、そこで予選リーグ3試合を行う予定でした。しかし、東日本大震災の影響で4月中旬から実施されるはずの大会がスケジュールどおり実施できなくなり、一発勝負のトーナメント制に変更されました。こんなところにまで震災の影響ってのは及ぶモンなんですね。とにもかくにもそのトーナメントの第一戦が今日でした。

今日の相手は今まで同じ二部に所属し、二度対戦して一度も勝てていないチーム。チーム運営もしっかりしているし、プレースタイルもクリーンな「しっかりとした」チームです。難敵ですが、ここを突破しなければその後の展開はありません。それどころか、Div.2で勝ち上がってきたチームとの入れ替え戦に臨まなくてはならなくなります。絶対に勝つ。試合に出るメンバーもリザーブもスタッフも皆が皆燃えていました。

11:00、時折川筋からの突風に煽られながら、わがチームのキックオフで試合開始。風は横風でしたがやや風下の陣地でした。相手はしっかり練習を積んでいるチームらしく、ディフェンスが固かった。当方は練習してきたプレーを何度か試みて、前進を図りますが、なかなか思うように前進はさせてもらえません。伊達にウチのチームが2度対戦して2度とも負かされたチームじゃないってことです。今日は、フロント陣が不足していたため、普段ならLOかFLで出場するプレーヤーがHOに入るという緊急布陣。残念ながら私の持ち場であるスクラムは圧倒できませんでした。それどころか、何度か押されてきれいな球出しが出来ないという状態がありました。スクラム押してナンボってことで起用されているのに、起用に応えるプレーが出来ないのは歯がゆい限り。

その分、今日は頑張ってディフェンスしました。開始早々、ボールを持って突進してきた相手の一番に思いっきりのタックルをぶちかまして倒しました。その他にも密集近辺で相手を止めること二回。リザーブのメンバーから「ナイスタックル」なんて言葉をもらったのは初めてです^^。当方のチームも某有名大学でラグビーを専攻していたりょうちんくんのコーチングのお陰で、ディフェンスへの意識が非常に高くなりました。密集近辺をスパッと抜かれるようなことがまずなくなりましたね。相手が外で勝負してくれればしめたもの。ターンオーバーのチャンスが広がりますから。モールでゴリゴリこられるほうがイヤなのですが、相手のFWはそこまで力強くありませんでした。

試合は一進一退で進みますが、前半終了間際、風下のウチのチームがトライを奪って先制。相手ボールをターンオーバーして人的優位を作り出しての理詰めのトライでした。

さあ、風上の後半はどんどん行くぞ!!と気勢が上がりますが、一つのミスプレーから逆に一挙にトライを取り返されてしまいます。件のりょうちんくんの指導の下何度も繰り返した、FWがSHから直接ボールを受けてラインブレイクを狙うプレーで、一度胸で弾んだボールが前に転がってしまい、そのボールを蹴り返されて、インゴールで押さえられてしまいました。こういう細かい部分での勝負のアヤというのがすべて相手にとっては最良の結果を生んでしまうところが不運だといえば不運だったんですが、運を味方に出来るだけの努力をしていなかった結果だといわれてしまえばそれまでのことだったかもしれません。

それでもじわじわと前進を続ける当方は、後半の中盤にまたも数的優位を作り出したライン攻撃でトライを奪います。ゴールはならず10-5とリード。しかしそのあと、スクラムを押されて乱れた球出しから、インゴールに転がったボールをまた相手に押さえられて同点のトライを奪われてしまいます。これはスクラムを押されたのが一番の原因。運とか不運の問題じゃありません。

残り時間、捨て身で攻めまくる当方のチーム。私は一度ラックで後頭部を思い切り蹴られて少々伸びてました。衝撃そのものはたいしたことなかったんですが少々疲れてもいたし、変に相手に流れが行きそうだったんで、あえて一回流れを断ち切ろうと考えたんですが…。ほとんど効果ありませんでした^^;。

最後の最後、攻めていたボールをターンオーバーされ、今度は相手が数的優位に立って外に外にボールを回して来ました。私は走る体力もなく一番外側にいたんですが、相手のWTBに軽くスワーブを切られてかわされてしまいました。そしてそのままそのWTBが走りきってトライ。キックが外れた瞬間にノーサイドの笛。逆転サヨナラトライを浴びてがっくり…。

悔しい、本当に悔しい敗戦でした。あと一歩のところまで迫っていたのに…。でも負けは負け。最後の締めでりょうちんくんは「今この瞬間悔しいのは当たり前。肝心なのはその悔しさを一年継続してリヴェンジできるかどうかだ」と静かに語りました。

胸に刺さる言葉でした。もう今年は取り返したくても取り返す機会がないんです。この悔しさを胸にしっかり刻んで来年こそは絶対勝ちたいと思います。「まだやるのか?」という疑問は一旦棚上げにします。少なくとも自分で納得いくまでトレーニングはしたいと思います。まずは当面入れ替え戦に勝つこと。目標は限りなく小さくなっちゃいましたが、この目標は確実に達成したいと思います。
by lemgmnsc-bara | 2011-05-01 16:58 | ラグビー関連

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