2011年 04月 07日
『コップ・アウト』鑑賞
ブルース・ウィリス、トレーシー・モーガン(黒人で出川哲郎似)主演のB級刑事ドラマ。黒人で「モーガン」とあったので勝手にモーガン・フリーマンとのコンビだと思っていました。
ジミー(ブリース・ウィリス)とポール(トレーシー・モーガン)の二人はNY市警のベテラン刑事コンビ。8年コンビを組んでいる二人は息もぴったり。決して華麗ではなく、むしろドタバタとした強引な捜査手法で犯人を挙げるべく日夜走り回っています。
ある麻薬ルートの解明に当っていた二人は、ドジを踏んでしまい、容疑者を組織の人間に殺された上、その組織の人間にも逃げられてしまいます。1ヶ月の停職を命じられ、バッジと拳銃を取り上げられてしまった二人。
ところがジミーには金が必要な理由がありました。別れた妻との間にできた娘が結婚するため式の評を自分が出そうとしていたのです。しかし、停職の処分は撤回になりません。仕方なくジミーは宝物である希少価値のあるベースボールカードを換金しようとトレーダーの下に向かうのですが、ここで押し入ってきた強盗にカードを奪われてしまいます。
強盗犯を追って「捜査」を開始する二人。やがて強盗犯を見つけて捕まえるのですが、カードは意外な人物の手に渡っていました。さて、その人物とは?そして二人はその人物を追い詰めることが出来るのか?というわけでお約束の逃げ口上。これ以上は実際の映像をご覧下さいm(__)m。
トレーシー・モーガンはコミカルないい味を出してました。初めて観た役者ですが、いかにもアメリカ人のツボにハマりそうなコメディアンだと思います。強盗犯とのやり取りは単純なんですが、結構クスりとさせられました。日本人の笑いのツボは微妙にずらしているともいますがね。
ストーリー全体は言ってみれば『あぶない刑事』のようなもの。はみ出しコンビが少々常道から外れた方法で結局は犯人を捕まえてしまう。で、最後にちょっと心温まり、ニヤりと笑えるシーンが挿入されて、メデタシメデタシ。こういうストーリーは万人受けはするでしょうが、作品としての質は決して高いとはいえません。ご都合主義のオンパレードでしたからね。トレーシー・モーガンを発見できたということで星三つですが、作品の出来だけ言えば2つで十分です。
by lemgmnsc-bara
| 2011-04-07 11:41
| エンターテインメント