2011年 03月 08日
『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』鑑賞
日本未公開のSFチックオバカコメディー。
物語は、主人公と二人の友人そして主人公の甥の4人で主人公の思い出のスキーリゾートへ出かけるところから始まります。それぞれに悩みを抱えた3人と、ゲームオタクの甥。リゾートホテルにジャグジーバスが備え付けられているのを見た4人は、その中で乱痴気騒ぎを繰り広げ、そのまま寝込んでしまいます。目が覚めた4人の前に現れたのは20年前、1986年の世界。4人は歴史を変えないためにその当時と同じ行動を取ろうとするのですが…。
一言で言ってしまえば『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のパクり作品。過去の世界でさまざまな事件を繰り広げ、そして、実際の現在に飽き足らない人間が未来へ戻るのを拒否して、大成功を収めてメデタシメデタシ。途中で、当時生まれていないはずの甥っ子が消えかかるところまで、「原作」に忠実にパクッってありました。
1986年というのは私が大学に入学した年ですから、当時の風俗、習慣、ヒットソングなどが少々懐かしかったのがせめてもの救い。後はストーリーの背景を説明しなさすぎで突っ込み以前の問題ってところですかね。
バスタブがタイムマシンになってしまうところの説明がまったくないし、壊れたバスタブを修理しに来る「時間管理人」の正体も、その管理人が属する組織の説明も一切なし。細かくちりばめられたくすぐりはそこそこ笑えただけに、はしょりすぎたストーリーがつくづくと残念。まあB級も下のほうのランクの作品ですから制作費もろくになかったんでしょうけどね^^。
まあ、こういう作品は砥石みたいなもんで、駄作と名作を見分ける鑑賞眼を磨くのには役立ったと思います。時間がもったいなかったですが…。
by lemgmnsc-bara
| 2011-03-08 12:23
| エンターテインメント