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トップリーグ'10~'11シーズン観戦パートⅤ

写真の取り込みをサボったのと資格試験受験のために思いっきり遅れてしまいましたが、1/10(月祝)は秩父宮にトップリーグ上位4強の激突を観戦しに行きました。

当日は晴れてはいたものの、この冬一番の冷え込み。強豪4チームの激突故に混雑を見込んで早めの集合にしたのですが、日当たりのいい部分のバックスタンド自由席は早々に埋まっており、思いっきり日陰の部分での観戦となりました。スタンド下で売っていた八戸名物せんべい汁を買ってなんとか凌ぎましたが、とにかく寒かった。ついでにいうと、せんべい汁一杯500円はちょっとボリすぎ^^;。

第一試合は三洋電機ワイルドナイツvsトヨタ自動車ヴェルブリッツの対戦です。

この試合、ワイルドナイツは司令塔のトニー・ブラウンとBKの攻守の要でもあり主将でもある霜村選手が先発せず、CTBには本来WTBの三宅選手が入るという布陣でした。傍目には「調整試合」という感じに映りましたね。勝っても負けてもプレーオフへの進出は決まっているわけですから、主力を休ませても支障ありませんし…。まあ、両選手とも、怪我で途中退場してましたから、本当に怪我だったのかもしれませんがね。

試合はまずヴェルブリッツが先制します。やはり、最初の接点での霜村選手の働きかけは大きいんですね。改めて実感しました。ヴェルブリッツのプレーヤーを止めるにしても、その後ボールに絡むにしてもほんの数秒ですがいつもとはテンポがずれるんです。そのずれがいつのまにか大きな破綻を招いてしまうというシーンが多々見られました。

トライ後のコンバージョンを狙う、ヴェルブリッツSO、オレニ・アイイ選手。ワイルドナイツは密集の近辺で頑張ってアイイ選手を自由に動かせることはしなかったんですが、その外で勝負されてやや力負けしていたという印象がありました。

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ちなみにこのゴールキックは外れました^^;。

互角のバトルを展開したスクラム。両チームともに力強かったですな。

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ラインアウトも互角。お互いにマイボールをしっかりキープ。

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モールはややヴェルブリッツに分がありましたかね。ふだんのワイルドナイツなら早いうちにラックにさせて、まずモールでゴリゴリさせないんですけどね…。

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それでも勝負は紙一重。後半トニー・ブラウンと霜村が入って以降は、しぶとい守りあいとなりました。やっぱりタックルの強いCTBがいると試合が締まりますね。外で勝負されて抜かれるのはある意味仕方のない部分があるんですが、内側はフィットネスとスキルで守りきることが失点を許さない絶対の前提となります。強いチームというのはまずもって、内側を抜かれません。レベルは違うもののこの辺はウチのチームも意識していかなければならないことです。

試合は数少ないチャンスをモノにしたヴェルブリッツが22-21という最小得点差で勝利。これでヴェルブリッツは上位3チームにすべて勝ったということになります。下位チームに取りこぼしたのがつくづくと悔やまれるところですが、プレーオフ、日本選手権に向けて不気味な存在になりました。

第二試合はサントリーサンゴリアスvs東芝ブレーブルーパス。ようやくわれわれの座っている部分にも日が当るようになり暖かくなりましたが、試合はサンゴリアスファンにとっては非常に寒いものでした。

この試合は実質的に最初のサンゴリアスの攻撃の2フェーズ目で勝負が決まっちゃいました。今シーズンのサンゴリアスは、とにかくボールをリサイクルしまくって相手を振り回し、体力勝ちを狙うというのが意図している戦法です。ところが、ブレーブルーパスはその手には乗らないとばかりに、1回目のポイントは捨てて2回目のポイントで勝負をかけ、ターンオーバーを狙ってきました。これがずばりと当ってボールを奪います。相手を振り回す前にボールを奪われちゃったんじゃ勝負になりません。この後も意図した攻撃をする前にボールを奪われるというシーンが続きました。

こういうときこそ、打開策の一つになるはずのスクラムですが、今シーズンは昨シーズンまでのようなスクラムへのこだわりが見られず、互角のバトルになってしまい、モメンタムたり得ませんでした。

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ラインアウトもしかり。お互いにマイボールをがっちりキープ。きれいなスチールの一本もあれば、また流れは変わったんでしょうけど…。

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サンゴリアスはターンオーバーを恐れて有効な攻撃が出来ず仕舞いでした。フィットネス勝負に持ち込もうにも、こわごわとFWの近辺を攻めているだけでは、相手の体力を奪うどころの話ではありません。ブレーブルーパスのディフェンスを破れないのに同じパターンを繰り返しては逆襲を食らっているサンゴリアスの試合にいらだってきた私は、チームメイトが連れてきていた可愛い4歳の女の子と遊ぶほうにシフトしちゃいました。しばらく遊んでちょっと顔をあげたら、ちょうど成田選手が相手ボールをインターセプトし独走トライを決めました。しかしこのインターセプトも相手のパスミスによるラッキーなもの。最後までサンゴリアスは意図して取ったトライはありませんでした。

最終スコアは26-10。点差以上に内容は開いていました。序盤戦の取りこぼしも含め、まだサンゴリアスは発展途上ですな。今シーズン中には完成できないかもしれません。それだけ、このチームが目指すラグビーのレベルが高いということなんでしょうけど…。

まあ、今シーズンはダメモトで観ておくことにします。
by lemgmnsc-bara | 2011-01-22 22:59 | ラグビー関連

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