2010年 09月 05日
トップリーグ'10~'11シーズン初観戦
昨シーズンのトップリーグチャンピオンブレイブルーパスと日本選手権を制したワイルドナイツの対戦とあって秩父宮はほぼ満員。内容の充実が期待できるカードなら、客は集まるんですね。2019年に向け、こういう試合をどんどん増やしていかなきゃなりませんな。
隣の神宮球場が嵐のコンサートで盛り上がっているのを横目に、9月の夜とは思えない蒸し暑さの中、19:30キックオフ。
序盤はお互い腹の探り合い。ボクシングでいえばジャブの応酬というところでしょうか。双方ともに決め手に欠けてました。というよりお互いの守備力が相手の攻撃力を上回っており、お互いに攻めあぐねているという印象でしたね。
でも密集、特にラックでの攻防はワイルドナイツの方が1枚上手だったようです。ブレイブルーパスが持ち込んだボールのターンオーバーも何度かありましたし、ワイルドナイツのプレッシャーに押されたブレイブルーパスがPGにつながる反則を何度も犯していました。
ワイルドナイツのキックの名手田辺がそのうちの3本をきちんと決めて前半のスコアは9-0でワイルドナイツリード。ブレイブルーパスファンにとっては歯がゆい試合展開だったでしょう。いいところまで持ち込んでは逆襲を食らうというパターンに終始してましたから。逆襲を致命的な破たんにさせず、トライを取られなかったところはさすがというべきでしたがね…。
ラインアウトは互角。お互いにマイボールは手堅くキープ。
ブレイブルーパスゴール前のワイルドナイツボールのラインアウトでしたが、ここはプレイブルーパスが、一旦ピンチをしのぎます。
その後の5mスクラム。ちょっとぶれちゃいました。スクラムもほぼ互角。両チームともに試合の流れを変えるモメンタムにはなりませんでした。
後半も前半と同じような展開に終始します。選手たちは密度の濃いファイトを繰り広げてはいるのですが、やっぱりトライシーンがないと、盛り上がりには欠けちゃいますね。
ブレイブルーパスのチャンス。しかしワイルドナイツのディフェンスラインの堅いこと。接点でのバトルだけとってみれば、どっちが攻めているのかわからないほどの激しさでした。
密集近辺をがっちり固めてある上、BK陣のボディコンタクトも激しい。現行ルール下でのお手本とでもいうべきディフェンス網でした。
試合は最後の最後にブレイブルーパスがワイルドナイツのディフェンスラインをこじ開けてトライを奪いますが、その時点で時計は39分を過ぎていました。必死の攻撃もむなしくワイルドナイツにしのがれてノーサイド。12-7でワイルドナイツが勝利しました。
暑さもあってタフな試合となりましたが、少々面白みには欠けてましたね。ただし、ワイルドナイツのディフェンスの堅さは見習わなきゃいけないと思います。
by lemgmnsc-bara
| 2010-09-05 19:48
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