2010年 04月 10日
『ミーンガールズ』鑑賞
アメリカのアイドル女優リンジー・ローハン主演の学園コメディ。
15歳までアフリカで天真爛漫に育ったケイディ(リンジー)は、両親のアメリカ移住に伴い、初めて高校で学園生活を送ることに。誰とでもすぐに仲良くなれると思っていたケイディを迎えたのは様々な人間同士の派閥関係。その派閥からはぐれたジャニスとダミアンという友人はできたものの、食堂での席次の問題などの細かいしきたりにうんざりとしてしまいます。
そんなある日、学園内でもトップクラスの影響力を持つ’Plastics'というグループのリーダー、レジーナにひょんなことから気に入られたケイディはPlasticsのメンバーと行動を共にすることとなります。レジーナはさまざまな細かいルールを作ってメンバーを束縛していました。メンバーは決してそのルールを承服しているわけではないのですが、レジーナの機嫌をそこねて仲間はずれになってしまうのが怖いために、不承不承従っています。ケイディもそのルールに従うことには不満を持っていたのですが、レジーナと敵対しているジャニスから、レジーナを陥れるためにPlasticsの情報を探って欲しいと頼まれ、心ならずもレジーナ一派と行動を共にし、ジャニスに様々な情報を伝えていきます。
レジーナ一派は自分たちのグループ以外の人物はすべてあしざまに貶し、悪口を書き込んだノートまで作成していました。
元中学教師の最高権力者様によれば、思春期の少女たちがこうした「派閥」を作ることはよくあるそうで、その「派閥」から疎外されるのが怖いが故に、ボスの言いなりになってパシリをやったりする少女も少なからずいるそうです。また、男子よりも女子のほうが、より陰湿な人間関係を構築しがちな傾向にあるとのことでした。なんとなくわかるような気がしますな。長じて社会人になり会社に入ったりすると、男性のほうが陰にこもった人間関係を構築するようになりますがね^^。
物語はケイディがレジーナの元カレに恋し、様々にアプローチするのですが、ケイディの気持ちを知ったレジーナが元カレにちょっかいを出してヨリを戻したように見せかけ、ケイディの恋路を邪魔します。妨害のための妨害に憤ったケイディはレジーナを陥れようとしているジャニスに加担してレジーナの「失脚」を狙うのですが…。というわけでいつもの逃げ口上です。これ以上は実際の映像をご覧くださいm(_)m。
天真爛漫に育ったケイディも現代社会の人間関係の中に放り込まれて、もまれているうちに次第にスレていって純真さを失っていく…。なんだか高度成長期の日本のドラマみたいですな。日本の場合ほど暗いトーンではなくあくまでコメディという体裁で軽く、明るく作られていましたがね^^。
このリンジー・ローハンという女優は、度々クスリで御用になっている上、最近では女性DJとの交際が発覚してレズビアンだということがばれてしまったというお騒がせ娘だそうです。まだ23歳と若いのに波乱に富んだ人生を送っているようです。日本だとクスリで御用になった時点でアウトですから、アメリカならではのスターだといってよいようですな。
by lemgmnsc-bara
| 2010-04-10 18:27
| エンターテインメント