2009年 09月 06日
トップリーグ開幕戦観戦
リベンジ開幕!三洋、王者・東芝破る/TL
9/4(金)チームのメンバーとトップリーグの開幕戦三洋電機ワイルドナイツvs東芝ブレイブルーパス戦を観戦に行きました。
前年度トップリーグの優勝チームと準優勝チームの激突とあって、秩父宮ラグビー場は盛況。8割程度は観客席が埋まっていました。待ち合わせの関係で少々遅れて入った時にはすでにバックスタンドはほぼ満席。仕方がないのでゴール裏に陣取ります。
開幕セレモニー。各チームのチームフラッグを従えて、森元首相がスピーチ。
自民の派閥政治の象徴として今回の選挙では落選してもおかしくはない情勢でしたが、見事当選したんですから、2019年のワールドカップ開催までは、各界への影響力を行使してもらいましょう^^。そのための協会長ですからね。
試合前に円陣を組む両チーム。当日は東芝がセカンドジャージである青のジャージを身につけていましたが、元々このチームのファーストジャージが青だったことを思い出して少々懐かしくなりました。確か早稲田が最後に日本一になった時に敗者となった東芝府中(当時)のジャージは青でした。
試合は開始早々、三洋WTB三宅選手が東芝ラインの後方にキックしたボールを、逆サイドのWTB北川選手がインゴールで押さえて先制。その後もSOトニー・ブラウンのキックで効果的に陣地を獲得した三洋がPGを二つ追加して13-0とリードを奪います。両チームとも敵陣に入るまではキックを多用するという手堅い展開でしたが、東芝SOヒルのキックが精度、距離とも今ひとつだったのに対し、トニー・ブラウンのキックは必ず味方のプレーヤーがキャッチ可能な地点にコントロールされていました。さすがは元NZ代表のSOです^^。
ラインアウトは互角。たまに乱れることがありましたが、両チームともほぼ100%マイボールは確保してました。
前半の中盤過ぎからようやく東芝の反撃が始まります。SH吉田が密集サイドにぽっかりと空いた穴を見逃さず、大幅にゲインし、そこからオフロードパスを繋いでトライ。ゴール成功13-7.その後PGを追加して13-10。圧巻は右中間でPGのチャンスを得た際のプレー。誰もが右サイドに蹴り出してその後ラインアウトでボールを確保して展開、という予想を立てていたと思いますが、東芝のキッカーが左サイドに大きくキックパス。このボールが左WTBの胸にまさにどんぴしゃですっぽりと収まり、そのままトライ。13-15と東芝逆転。このプレーは当日一番のプレーでした。その割にはキッカーが誰だったか覚えていなかったりもしますが…(苦笑)。こういう奇襲戦法は相当練習しておかないと決まるもんじゃありません。国際試合でも是非チャレンジして欲しいものです。
前半はこのまま終了。全体にキックの応酬が続き、ランニングでの展開があまり見られない、少々退屈な展開。両チームの持ち味である接点での攻防をもっと観てみたいと思いながら後半に突入。
後半はようやくお互いが展開を志向し始めます。モールは一昨年までの修練の成果で東芝、逆にラックは名うてのジャッカラー揃いの三洋が優勢。ターンオーバーが何度かあった分、接点での攻防は若干三洋に分がありましたかね。
スクラムはやや東芝優勢。しかし試合の流れを引き込むようなターンオーバーはありませんでした。そもそもスクラム自体が少ない試合展開でした。
試合は膠着状態のまま終盤へ。ここでもキックが両チームの明暗を分けました。三洋CTB霜村の左隅へのキックをチェイスした途中出場のWTB吉田選手がこぼれ球をインゴールで押さえトライ。18-15と再逆転。オーロラビジョンに写されたリプレイを見る限りでは、吉田選手にノックオンがあったように見えましたが…。あそこでしっかりセーヴィングしきれなかった東芝FB立川選手のミスだと言うことにしておきましょう。
試合はこの後三洋がPGを二本決めて24-15とリードを広げます。東芝もゴール前までは迫るのですが三洋の分厚いディフェンスをぶち破ることができません。ゴール前の攻防。しっかりディフェンスラインが整っています。
結局この攻防もボールが三洋側に出て押し戻されてしまいました。
終了間際東芝がPGを一本返して1トライ1ゴールで逆転できる点差に詰めます(24-18)。終了のホーンが鳴る中、東芝は自陣から最後の気力を振り絞って右に左にボールを繋ぎまくりますが、最後は少々パスが乱れ、ノックオンを犯したところで万事休す。24-18で三洋の勝利となりました。
開幕戦にふさわしい熱闘ではありましたが、前半のキッキングゲームがやや冗長でしたね。酔っ払ったオヤジが一人ダミ声で「オラー、もっとパスまわして展開せんかい!!」と怒鳴っていましたが、同感。せっかく大勢のお客さんが来たんだからもっとスペクタクルでスリリングな試合を魅せてもらいたかったです。
9/4(金)チームのメンバーとトップリーグの開幕戦三洋電機ワイルドナイツvs東芝ブレイブルーパス戦を観戦に行きました。
前年度トップリーグの優勝チームと準優勝チームの激突とあって、秩父宮ラグビー場は盛況。8割程度は観客席が埋まっていました。待ち合わせの関係で少々遅れて入った時にはすでにバックスタンドはほぼ満席。仕方がないのでゴール裏に陣取ります。
開幕セレモニー。各チームのチームフラッグを従えて、森元首相がスピーチ。
自民の派閥政治の象徴として今回の選挙では落選してもおかしくはない情勢でしたが、見事当選したんですから、2019年のワールドカップ開催までは、各界への影響力を行使してもらいましょう^^。そのための協会長ですからね。
試合前に円陣を組む両チーム。当日は東芝がセカンドジャージである青のジャージを身につけていましたが、元々このチームのファーストジャージが青だったことを思い出して少々懐かしくなりました。確か早稲田が最後に日本一になった時に敗者となった東芝府中(当時)のジャージは青でした。
試合は開始早々、三洋WTB三宅選手が東芝ラインの後方にキックしたボールを、逆サイドのWTB北川選手がインゴールで押さえて先制。その後もSOトニー・ブラウンのキックで効果的に陣地を獲得した三洋がPGを二つ追加して13-0とリードを奪います。両チームとも敵陣に入るまではキックを多用するという手堅い展開でしたが、東芝SOヒルのキックが精度、距離とも今ひとつだったのに対し、トニー・ブラウンのキックは必ず味方のプレーヤーがキャッチ可能な地点にコントロールされていました。さすがは元NZ代表のSOです^^。
ラインアウトは互角。たまに乱れることがありましたが、両チームともほぼ100%マイボールは確保してました。
前半の中盤過ぎからようやく東芝の反撃が始まります。SH吉田が密集サイドにぽっかりと空いた穴を見逃さず、大幅にゲインし、そこからオフロードパスを繋いでトライ。ゴール成功13-7.その後PGを追加して13-10。圧巻は右中間でPGのチャンスを得た際のプレー。誰もが右サイドに蹴り出してその後ラインアウトでボールを確保して展開、という予想を立てていたと思いますが、東芝のキッカーが左サイドに大きくキックパス。このボールが左WTBの胸にまさにどんぴしゃですっぽりと収まり、そのままトライ。13-15と東芝逆転。このプレーは当日一番のプレーでした。その割にはキッカーが誰だったか覚えていなかったりもしますが…(苦笑)。こういう奇襲戦法は相当練習しておかないと決まるもんじゃありません。国際試合でも是非チャレンジして欲しいものです。
前半はこのまま終了。全体にキックの応酬が続き、ランニングでの展開があまり見られない、少々退屈な展開。両チームの持ち味である接点での攻防をもっと観てみたいと思いながら後半に突入。
後半はようやくお互いが展開を志向し始めます。モールは一昨年までの修練の成果で東芝、逆にラックは名うてのジャッカラー揃いの三洋が優勢。ターンオーバーが何度かあった分、接点での攻防は若干三洋に分がありましたかね。
スクラムはやや東芝優勢。しかし試合の流れを引き込むようなターンオーバーはありませんでした。そもそもスクラム自体が少ない試合展開でした。
試合は膠着状態のまま終盤へ。ここでもキックが両チームの明暗を分けました。三洋CTB霜村の左隅へのキックをチェイスした途中出場のWTB吉田選手がこぼれ球をインゴールで押さえトライ。18-15と再逆転。オーロラビジョンに写されたリプレイを見る限りでは、吉田選手にノックオンがあったように見えましたが…。あそこでしっかりセーヴィングしきれなかった東芝FB立川選手のミスだと言うことにしておきましょう。
試合はこの後三洋がPGを二本決めて24-15とリードを広げます。東芝もゴール前までは迫るのですが三洋の分厚いディフェンスをぶち破ることができません。ゴール前の攻防。しっかりディフェンスラインが整っています。
結局この攻防もボールが三洋側に出て押し戻されてしまいました。
終了間際東芝がPGを一本返して1トライ1ゴールで逆転できる点差に詰めます(24-18)。終了のホーンが鳴る中、東芝は自陣から最後の気力を振り絞って右に左にボールを繋ぎまくりますが、最後は少々パスが乱れ、ノックオンを犯したところで万事休す。24-18で三洋の勝利となりました。
開幕戦にふさわしい熱闘ではありましたが、前半のキッキングゲームがやや冗長でしたね。酔っ払ったオヤジが一人ダミ声で「オラー、もっとパスまわして展開せんかい!!」と怒鳴っていましたが、同感。せっかく大勢のお客さんが来たんだからもっとスペクタクルでスリリングな試合を魅せてもらいたかったです。
by lemgmnsc-bara
| 2009-09-06 09:19
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