2009年 01月 31日
『ミリオンダラー・ベイビー』鑑賞
GEO100円レンタルセールで借りてきたDVDの4枚目。
貧乏生活から這い上がりたいという強い意志を持った女性ボクサーと頑固なトレーナーとのスポ根モノ。最初はお互いに衝突し、次に和解。お互いを認めあったボクサーとトレーナーの名コンビは連戦連勝でついに100万ドルのファイトマネーを賭けたタイトルマッチに臨むが・・・、前半のストーリーはこんな感じです。
女性ボクサーの豪快なKOシーンは、現実にはあり得ない作り物だと解っていても爽快感がありました。そのKO勝ちの陰の苛酷なトレーニングで流した膨大な量の汗もよく描かれていたと思います。
念願のタイトルマッチに挑戦した主人公は、亀田大毅のように反則を繰り返すチャンピオンのゴング後のパンチにより頸椎を損傷し、全身麻痺の身になってしまいます。そこから奇跡の復活を遂げて、再度チャンピオンに挑戦し、今度はこてんぱんにやっつける、というストーリーを思い描いたのですが・・・、結末はせつないものでした。
観ていて思い出したのは、日本の女性ボクサーのお話。彼女はチャンピオンとして連覇を続けていましたが、ある試合で敗れてしまい、しかもその試合で脳にダメージを受けて、試合が出来なくなってしまいました。リベンジしたくても出来ない無念さ。その姿を見て自分自身「この試合で選手生命が終わっても悔いが残らないようなプレーをしよう。そしてそのプレーのために真剣に練習しよう」と思ったことも改めて思い出しました。
ストーリーはハッピーエンドに終わりませんでしたが、自分自身の気持ちを再確認させてくれたという意味においてなかなか良い作品だったと思います。
by lemgmnsc-bara
| 2009-01-31 05:46
| エンターテインメント