グースバンプス モンスターと秘密の書 [DVD]

ジャック・ブラック,ディラン・ミネット,オディア・ラッシュ,ライアン・リージリアン・ベル/TCエンタテインメント

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ツタヤの店頭で見かけて、ジャック・ブラックが出演しているということで借りてきてしまった一作。

予備知識まったくなしで、借りてきた作品なのですが、原作者であるRLスタインという作家は実際に『グースバンプス』というホラーアンソロジーを上梓しており、結構な売れ行きらしいです。ついでに言うとこのアンソロジーはドラマ化もされており、アメリカの人口には膾炙している作品のようです。

物語はザックという高校生が、高校の教頭である母親の転勤に伴って、ニューヨークからマディソンという田舎町に引っ越してくるところから始まります。引越し先の隣家には、やはり高校生らしきハンナという娘がいました。ハンナもザックもともにお互いを友達にしようと思うのですが、そこに割って入るのがハンナの父親(ジャック・ブラック)黒ブチの眼鏡をかけた父親はかなり厳しい口調でハンナへの接近を禁じます。

しぶしぶ引き下がらざるを得なかったザックですが、ある日、隣家から女性の悲鳴が聞こえたことにより、父親がハンナを虐待しているのではないかという疑いを持つに至ります。そこでザックは級友チャンプとともに隣家に乗り込んでいきます。そこには膨大な数の本がありました。この本たちはRLスタインの作品でした。この本のすべてには鍵がかかっており、好奇心に駆られたザックは一冊の本の鍵をはずして開いてしまいます。この本はRLスタインが不思議なタイプライターを使って書いた作品で、本を開いてしまうと中のモンスターたちが実在化してしまうのでした。というわけで、その本たちから抜け出した怪物たちの魔の手からいかにザック、ハンナ、チャンプそして作者であるRLスタインが逃げるかというのが主な内容となります。

なかでも一番の強敵となるのは腹話術師が持つ人形のスラッピー。頭が切れて、しかも神出鬼没。怪物たちのリーダーとして、町を大混乱に陥れます。ちなみにこの人形の声はジャック・ブラックが担当しているそうです。ザックたちが持ちうる「反撃策」は件のタイプライターですべての怪物たちが再び本の中に閉じ込められてしまうという結末の物語を完結させること。逃げながらも、タイプライターで物語をかきつづるという作業をスタインは続けねばならず、この逃走劇が単純なものにはならないというつくりになっています。果たして、スタインの執筆は間に合うのか?というハラハラ感を味わうのが本作の醍醐味だと思いますので、実際に作品を観てハラハラしてみてください。

魔法のタイプライターの由来来歴がまったくの不明です。なぜ、このタイプライターからつむぎだされた物語の登場怪物たちは実在化するのか?おそらく、ドラマや原作の小説の中で何度も語られて、アメリカの観衆には自明のことなのでしょう。でも日本で予備知識なしに観た私にとっては、まったくの説明不足。別にシーンはいらないから説明台詞の一つも入れて欲しかったところです。

この他、スタインが一時身を隠す場所に大きく「シャイニング(ちょっとググッてみたら、シャイニングのジャック・ニコルソンとジャック・ブラックが似ている、という意見が多数出されていました)」って横断幕が張られていたり、スタイン自身が自らをスティーブン・キングと比べて卑下する自虐ネタがあったり、スタイン本人がカメオ出演していたりと、細かなくすぐりは数多く入っていました。ホラー一辺倒でないところは評価すべき点でしたね。こういうしゃれっ気は大歓迎です。

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by lemgmnsc-bara | 2017-07-22 09:57 | エンターテインメント | Comments(0)

愛しのローズマリー [DVD]

20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

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ジャック・ブラック主演のラブコメ映画。

幼い時に死んだ父が死の床で発した「女性には妥協するな」という言葉を深く心に刻みすぎてしまったハル(ジャック・ブラック)は、見目麗しき女性にばかりモーションをかけ、フラれてばかりいます。

ある日たまたま、故障したエレベーターに乗り合わせた高名な催眠術師アンソニー・ロビンス(実際に有名な催眠術師だそうです)に相談を持ちかけたところ、ロビンスに「精神的な美しさを持つ女性が実際に美しく見える」という催眠術をかけられます。

その夜親友のマウリシオとともにディスコにナンパにでかけたハルは3人の美しい女性を見かけ、その前で踊り狂います。しかしそれは盲人に対してのボランティア協会に属する彼女たちの内面の姿。マウリシオの目にうつった外見は超肥満体と厚化粧の大年増とドブスの3人組。この辺の落差でまずくすくすと笑わせてもらいました。

次にハルが出会ったのがローズマリー。「絶世の美女」ローズマリーにハルは一目惚れし、猛烈なアタックを続けて、ついにステディーとなることに成功します。しかもローズマリーはハルの勤務する会社の重役の娘でした。恋人と出世の両方を手に入れ幸せの絶頂にいるハル。しかし、ローズマリーの超超肥満体という実像が見えている周りの人間は、ハルが打算でローズマリーと付き合っていると思い込み、激しくハルを非難します。「絶世の美女」に恋しているハルには皆から非難される理由がわかりません。

この後しばらくは、現実のローズマリーの体に起因するくすぐりがチョコチョコと入りそこそこ笑わせてくれます^^。

マウリシオは何かにたぶらかされているとしか思えないハルの姿を見るに見かねて、ロビンスに方法を聞き、催眠術を解いてしまいます。ローズマリーの現実の姿を見ることになったハルは…。というわけでいつものお約束。これ以上は実際の映像をご覧くださいm(_)m。

催眠術を解かれてしまったハルがマウリシオに言った言葉が印象的。「見て、感じたもの以外の何が現実だって言うんだ!!?」。そう、周りがどう思うと、二人が信じあい結ばれていればそんなことは問題じゃないんです。同時に、昔どこかで読んだ認識論の話も思い出しました。すなわち、この世は自分だけがあると信じているものであって実際は存在せず、個人の精神の中にのみ存在する、という理論です。この理論を基にしたSFの秀作がいくつもありますな。

ラブコメだけに最後の最後はホッとさせてくれる終わり方でした。まあ途中から大体想像はついちゃったんですが、この終わり方以外は考えようがないってのも事実です^^。
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by lemgmnsc-bara | 2010-02-20 14:47 | エンターテインメント | Comments(2)

僕らのミライへ逆回転 プレミアム・エディション [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

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ジャック・ブラック主演のコメディー映画。借りてきたDVDに予告編が収録されていて、それを観たジャック・ブラックファンの最高権力者様のたってのご要望で借りてきました。

ジャック・ブラック演じる主人公ジェリーは少々頭のおかしな人物という設定。ガラクタに囲まれたトレーラーハウスに住む彼は、電磁波を浴びることを極度に恐れるあまり、友人のレンタルビデオ店員マイクとともに電磁波の元凶であるとみなした発電所に忍び込み、そこを破壊することを企みます。しかし、企みの馬鹿馬鹿しさにあきれたマイクは発電所の前までは行ったものの、実行には加担せずに帰宅。残されたジェリーは単身、発電所の破壊に挑みますが、無残にも失敗し、電流を浴びるだけ浴びてしまいます。

翌日這うようにして、マイクのビデオ店にやってきたジェリー。マイクに恨み言をひとしきり言った後、自分のトレーラーハウスに帰って行きます。マイクは旅行で不在の店長に代わり、店の運営を任されていたのですが、店には借りたビデオに何も映っていないというクレームが殺到します。電流を浴びたジェリーの体が磁気を帯びていたために、店中のビデオの内容が消去されてしまっていたのでした。

店を任せてくれた店長に合わす顔がないと、顔面蒼白のマイクにジェリーは自分たちでそれぞれの映画をリメイクすることを提案。で、リメイクした作品が思いの外ウケてしまい、店にはリメイク作品をレンタルしたい客が殺到します。この辺の設定が無理矢理なんですが、まあコメディー映画にリアリティーを求めてもしょうがありません。ムチャクチャな設定と撮影のドタバタ振りとを楽しませてもらいました。最初は客をごまかすための急場しのぎだったものが、その内、客までも撮影に参加させてしまうハチャメチャ振り。いろいろな作品のパロディーも楽しむことができました。各々チラっとだけですがね。ジェリーのトレーラーハウスの周りにあるガラクタを総動員して作り上げたセットやコスチュームのチープさも笑えましたね。

評判が評判を呼び、経営不振で市から立ち退きを迫られていた店は見事に立ち直りをみせていたのですが…。そこに乗り込んできたのは司法当局。リメイクが著作権の侵害に当たるとして巨額の損害賠償か、あるいは膨大な期間の懲役刑が課せられると宣告し、すべてのリメイク作品をローラーでひきつぶしてしまいます。

店長は伝説のジャズ・ピアノプレーヤー、ファッツ・ウォーラーの生誕地であるビルに愛着があり、立ち退きたくはなかったのですが、万策尽きてしまい、立ち退きに同意せざるを得なくなります。失意の店長と店のファンたち。そこでジェリーがオリジナルの映画を撮りその上映会で寄付を募ることを提案します。題材はファッツ・ウォーラーの生涯。今までの「技術」を総動員し、客もすべてキャスティングして、皆で映画を作り上げます。果たしてどんな映画が出来上がるのでしょうか。そして店の運命は…?ほとんどすべてストーリーを書いちゃった気もしますが、最後は映像をご覧くださいm(_)m。

最後の最後は製作者たちの映画に対する愛情とノスタルジーが交錯したなかなかいいシーンだったとだけ感想を述べておきます。コメディー映画とは思えないほのぼのとしたエンディングでした。期待したほどは笑えませんでしたが。悪い映画ではなかったと思います。
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by lemgmnsc-bara | 2010-02-16 17:23 | エンターテインメント | Comments(0)

『テネイシャスD』鑑賞

テネイシャスD 運命のピックをさがせ!プレミアム・エディション [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

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ジャック・ブラック主演、ベン・スティラー製作のコメディー映画。ちょっと前に観た「School of Rock」同様音楽的なギャグで笑わせてくれることを期待して借りてきました。

全体的な出来は微妙ですね。敬虔なクリスチャン一家である家族に反抗してロックの道を志したJB(ジャック・ブラック)はカンザスの田舎町を飛び出して、ハリウッドへとやってきます。そこで、天才的なギターテクニックを持つKG(カイル・ガス)と知り合い、バンドを組むことを提案します。

最初は拒否したKGですが、行くあてもなくさまよっていたJBがゴロツキたちにボコボコにされているのを助けた(実際は助けておらず、ただ単に通りがかって去って行くゴロツキたちを罵っただけ)ことから、バンドを組むことを了承し、一緒に曲作りに励みます。この間、JBとKGはKGの部屋で同居するのですが、大口をたたいていたKGが実はぜんぜん芽の出ないさえないミュージシャンで実家からの仕送りに頼っていること、なびかせていた長髪がカツラで、実は見事な禿頭であったことなどが次々とバレていってしまいます。この辺はまあ、クスクスとは笑えたのですが、ゲラゲラとまではいきませんでしたね。

やがて二人は成功したバンドのギタープレーヤーは、必ず奇妙な形のピックを持っていることに気づきます。そのピックは悪魔の歯から出来ている、魔力を持ったピックでした。ちなみにこのピックの由来について説明するのはベン・スティラー扮する中古楽器店の店長でした。ベン・スティラーとジャック・ブラックが共演した映画というのはさほど面白くない、というジンクスはここでも生きていますな^^。

さて、ロック歴史博物館に収められているそのピックを奪うためにJBとKGは博物館に忍び込もうとするのですが…。ここからのドタバタはそこそこ笑えましたね。KGとケンカ別れしたJBが森の中で怪しげなキノコを食べてトリップしてしまうシーンや、博物館に忍び込んだ後、赤外線警報装置のスイッチを切ったり、逃亡したりするシーンには前半に張ってあった「伏線」がそれなりに効いていましたし。でも残念ながら事前の期待値にまでは達しませんでした。

最後の悪魔との対決シーンに至ってはなんの必然性があるんだか?まあ無理矢理ロック対決にして、この作品のテーマであるロックオペラに持ち込んじゃうところが笑えるといえば笑えますが、笑いといっても苦笑ですね。

ジャック・ブラックの芸達者ぶりは印象に残りましたが、それ以外は特にどうってことない映画でした。
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by lemgmnsc-bara | 2010-01-15 19:16 | エンターテインメント | Comments(0)

『隣のリッチマン』鑑賞

隣のリッチマン [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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先ほどの投稿作品同様、出演者にベン・スティラーが名を連ねており、かつジャック・ブラックも共演しているので、はずれはないだろうと考えて借りてきた標題の作。実際にはこの二人が共演した『トロピック・サンダー』はあまり面白くありませんでしたが…。

向かい同士の家に住むティム(ベン・スティラー)とニック(ジャック・ブラック)は大の親友。毎朝ティムの運転する車に乗って同じ工場へと出勤しています。会社での評価はティムの方が上。ティムはマネージャーとして個室を与えられているのに対し、ニックはまだヒラ社員です。ティムはニックよりはややリッチな生活を送っており、そのことにやや優越感を感じているような描写がありました。

ある日、ニックは動物の糞を跡形もなく消してしまうという珍商品を思いつきます。そんな商品が実用化されるわけはないと、てんから信じないティム。ところがニックはその商品を発明してしまい、これが空前の大ヒット。あっという間にニックは大金持ちとなり、ティムとの立場は完全に逆転してしまいます。

毎日ニック家の裕福な暮らしを見せ付けられるティムの妻は、どうして最初に投資をしなかったのかとティムを責め、そのことが夫婦の間に亀裂を生み、妻は子供と共に家を出て行ってしまいます。自棄になったティムは職場でも上司に暴言を吐いてクビになってしまいます。自棄酒をかっくらったティムは酔いに任せて、ニックの家にあったアーチェリーででたらめな方向に矢を発射。ところがその矢はニックお気に入りの白馬に当たり白馬は死んでしまいます。あわてて馬の死体を隠すティム。そしてその死体の処理を酒場で知り合った浮浪者に任すのですが…。さて、ここからはお約束、実際の映像を観てください。

ベン・スティラーとジャック・ブラックは一人一人で観ると面白いのですが、なぜ二人で組むと面白くなくなっちゃうんですかね。お互いに遠慮でもしてるんでしょうか?あるいは演出家がお互いに抑えた芝居をしろと要求でもしているのでしょうか?ベン・スティラーには『ミート・ザ・ペアレンツ』でみせたようなドタバタさが足りず、ジャック・ブラックには『スクール・オブ・ロック』でみせたメチャクチャさが足りませんでした。

結局最後にはハッピーエンドが待っているのですが、もうすこし途中のドタバタで笑わせて欲しかったような気がしますね。
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by lemgmnsc-bara | 2010-01-06 19:29 | エンターテインメント | Comments(0)

紀元1年が、こんなんだったら!? コレクターズ・エディション [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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今回の年末年始は一日日帰りで実家に帰る他は「巣籠もり年末年始」になりそうです。という訳で、昨日近所のGEOから山ほどDVDを借りてきました。

そのうちの1枚が標題の作品。『School of Rock』のジャック・ブラック主演ということで、最高権力者様が是非にとおっしゃった作品です。私自身もジャック・ブラックの怪演を期待しておりました。

期待にたがわず、ジャック・ブラックはなかなかの怪演ぶりでした。演じているゼドというキャラクターは、本人は至極まじめに行動しているつもりなのに、その行動がトンチンカンなため常に周りの人間を巻き込んで大騒ぎを引き起こす…、言ってみりゃMr.ビーンみたいな存在です。

この厄介者ゼドは一発逆転を狙って、食べてはいけないとされる「禁断の知恵の木の実」を食べてしまい、仲間のオーとともに狩猟と採集で暮らしている村を追放されてしまいます。有名なアダムとイヴの楽園追放パロディーですね。紀元1年という設定上、カインとアベル、アブラハムにイサク、ソドムにゴモラといった聖書に登場する人物や町などが実際に出てきます。

村を追放された二人はカインとアベルのいる農耕民族の村にたどり着きます。ここでカインとアベルの兄弟喧嘩に巻き込まれ、アベル殺しの疑いをかけられ牛車に乗って逃走しますが、乗っている牛車が歩いている人間に追い越されていくシーンではげらげら笑っちゃいました^^。

で、そのあとたどり着いたのがユダヤ教の集落。ここではユダヤ教への改宗を迫られ、割礼を強要されたので再び逃げ出そうとしますが、市場で自分の村の仲間たちが奴隷商人に売られようとしているのをみて助け出そうとします。ところが逆に奴隷として捕まってしまいます。奴隷商人に引き立てられて砂漠を行くうちに、今度はチャリオットと鉄製の剣で武装したローマ軍らしき兵に襲われ、ソドムの町へと連れて行かれてしまいます。

この辺は様々な歴史のもじりが入り混じっていて面白かったですな。私は「○○時代」と書かれていた際に、すべての地域で均一な発達が起こっていたという認識を漠然と持っていたのですが、よくよく考えてみれば、そんなことはありえませんな。現在の日本だって、電気や水道がろくに引かれていない地域があるんですから、鉄器を使っている進んだ文明国の周辺には狩猟や採集で生計をたてていた異民族はたくさんいたはずなんですよね。で、そういう集落から人を攫ってきて、奴隷としてこき使うなんてことは「常識」だったんでしょう。自分の歴史認識があまりに教科書的なことに気づいて少し愕然としました。

ストーリーはひょんなことからゼドがこのローマ帝国(らしき国)に革命を起こし、そしてエジプトに去っていくところで終わりますが、最終的にゼドに「神なんていない。自分の人生は自分で切り拓いていくもんだ」と言わせたところで、おやおやと思いましたね。日本人は無神論というのは比較的受け入れやすいと思うのですが、いまだにダーウィンの進化論を公式に認めておらず、学校で教えることが容認されていないような州もあるアメリカで、こんなこと言っちゃっていいの?って思いました。まあ、そのテの厳格な信者さんたちが観るような高尚な内容じゃねーよ、と言われればそれまでですがね。
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by lemgmnsc-bara | 2009-12-28 23:40 | エンターテインメント | Comments(0)

『School of Rock』鑑賞

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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ジャック・ブラック主演のコメディー映画。まだ風邪を引きずっている最高権力者様の「笑える映画が観たい」というリクエストにお応えしてTSUTAYAから借りてきました。

期待にたがわず、この映画はなかなか面白かったように思います。知性も教養もそのかけらすら持っていなさそうな、ただロックへの情熱だけで生きている男が、ろくろく身上調査を受けることもなく、規律が厳格で学力も高い小学校の代用教師に採用されてしまうという設定はめちゃくちゃだったし、その教師がいわゆる普通のプログラムを教えずに、ロックのことばかりやるのに生徒が反抗しないっていうのにも多少違和感は感じましたが、前者については教員が見つからないという切羽詰まった事情が学校側にあったであろうこと、後者については、子供はやはり勉強よりは「楽しいこと」の方に惹かれるものだということを描いているのだということを考え併せて、ぎりぎり、リアリティーの範囲内に収まっているというところでしょうかね。教室での演奏に関して、他の教室から苦情が出ないってのもやや現実離れしてるところですが、まあ細かいことに突っ込みはじめたらコメディーなんて観てられませんから、このくらいにしときます^^。

ニセ教師デューイの情熱が生徒たちを衝き動かし、また最後には生徒自身がロックに目覚めてホンモノのプレーヤーに成長していきます。その過程で結局ニセ教師であることがバレ、PTAから突き上げをくらって教室からは追放されるのですが、ロックに目覚めた生徒たちは、強引にロックコンクールへ出場しようとします。それを阻止しようとする親たちと校長。なんとか出場を果たした子供たち。親たちは当然のことながら怒り心頭でステージを観ます。ところが、実際の子供たちのプレイに感動し、他の聴衆と一緒に熱狂してしまいます。この辺はありきたりなお約束でしたが、こういう展開は上手くハマれば決して不快ではありません。この映画に関しては上手くハマっていたように感じました。

この映画のクライマックスであるコンクールのシーンでデューイが学校の制服である半ズボン姿でシャウトし、ステージ上を駆け巡る姿は大いに笑えました。で、最後はハッピーエンドでめでたしめでたし。ほのぼのとした結末も上手くハマってましたねぇ。子供たちの達者な演奏にも感心させられましたし。まあ、彼らは子供とはいえ、歴としたプロのミュージシャンだそうですがね^^;。

久しぶりに借りてよかったと思わせてくれる作品でした。
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by lemgmnsc-bara | 2009-12-24 19:27 | エンターテインメント | Comments(0)