2008年 02月 02日
『テースト・オブ・苦虫 1』を読んだ
テースト・オブ・苦虫 1
町田 康 / / 中央公論新社
ISBN : 4122049334
スコア選択: ※※※
パンクロッカーにして芥川賞作家の町田康氏のエッセイ集。
氏独特のリズム感あるノイジーな文体で、日常生活の瑣末なことを書き飛ばしています。
まあ、この「書き飛ばしている」と思わせるところが町田氏の町田氏たる所以です。文の中では日常を無気力にダラダラと過ごしているパンクロッカーを見事に演じきっています。
「なんだ、こんなに不真面目に暮らしてるし、この程度の文章なら俺にも書けそうじゃん。」と思わせるところが巧い。おそらくかなりストイックに真面目な生活を送り、きちんと事象を整理したうえで、人々が町田康に求めている文章に「書き直している」のでしょう。なかなかここまでハチャメチャにくずせるモンではありません。
しかもくずしっぱなしではなく、最後にはちゃんとオチをつけてまとめている。読者を飽きさせないエンターテナーぶりは聴衆をひきつけてやまないパンクロッカーとして培ったものなのでしょう。
アマゾンで検索したら、このシリーズは5冊ほど出ているようです。また「出ると買う」シリーズが増えてしまった・・・。
町田 康 / / 中央公論新社
ISBN : 4122049334
スコア選択: ※※※
パンクロッカーにして芥川賞作家の町田康氏のエッセイ集。
氏独特のリズム感あるノイジーな文体で、日常生活の瑣末なことを書き飛ばしています。
まあ、この「書き飛ばしている」と思わせるところが町田氏の町田氏たる所以です。文の中では日常を無気力にダラダラと過ごしているパンクロッカーを見事に演じきっています。
「なんだ、こんなに不真面目に暮らしてるし、この程度の文章なら俺にも書けそうじゃん。」と思わせるところが巧い。おそらくかなりストイックに真面目な生活を送り、きちんと事象を整理したうえで、人々が町田康に求めている文章に「書き直している」のでしょう。なかなかここまでハチャメチャにくずせるモンではありません。
しかもくずしっぱなしではなく、最後にはちゃんとオチをつけてまとめている。読者を飽きさせないエンターテナーぶりは聴衆をひきつけてやまないパンクロッカーとして培ったものなのでしょう。
アマゾンで検索したら、このシリーズは5冊ほど出ているようです。また「出ると買う」シリーズが増えてしまった・・・。
by lemgmnsc-bara
| 2008-02-02 17:19
| 読んだ本