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甦れ重戦車軍団

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慶應の新監督就任に続き、今日は明治の話題。

残念ながらここ数年、早明戦を楽しみに迎えたシーズンはありません。明治が余りにも弱すぎて、双方が全勝でぶつかるというような展開がなかったからです。昨シーズンは対抗戦2位と復活の兆しは見えたものの、大学選手権では大体大にいいところなく破れて4強入りならず。8季連続で正月越えを果たしてないんですから、長期低迷と言ってよいでしょうね。

どこかのスポーツ雑誌の記事で、高校日本代表および代表候補を一番多く集めているのは明治だという事を読みました。素材的には決して他大学にはひけを取らないはずですよね。まあ昔から明治の選手は大学時代より社会人になってからの方が伸びる、というのもよく聞く話ではあります。故北島監督のおおらかな指導方針(別に鍛え方が足りないという意味ではなく、個々の選手についてあまり細かくいじくらないという意味ですよ)のせいもあったのでしょうか。

任期半ばで小村監督が辞任したり、フルタイムの監督がいなかったりという混乱の影響もあったのだとは思いますが、迷った時は原点回帰。藤田監督は「FWは走れなくてもいいからまず体重を増やせ」と指導しているそうです。「ジャイアンツの4番は全日本の4番」ではありませんが、「明治のFWは大学一のFW」という、かつてのチームカラーを復活させようと懸命に努力されているようですね。

明治の強力FWがタテにタテに怒濤のように攻めて来るところを、軽量の早稲田が懸命にしのいで、しのぎきったところでBKに展開、今度は明治のBKがカラダを張って突破を食い止める、というのが早明戦の「伝統的」な展開であり、醍醐味でもありました。ここ数年はFW、BKとも早稲田にやられっぱなし。昨季も随所にパワフルなプレーはみられたものの、まだまだ発展途上という感が強いですな。

昨季はトップリーグプレーオフの決勝で、秩父宮が満員になるなど、久々にラグビーが大きく話題になったシーズンでした。この種火を大きな炎に変えるには、一にも二にも熱い試合を増やす事だと思います。ライバル校の動向におかまいなく早々と始動した明治大学が今シーズンどのような活躍を見せるのか、大いに期待したいものです。
by lemgmnsc-bara | 2007-03-04 23:52 | ラグビー関連

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by 黄昏ラガーマン
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