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高校でGMって肩書きで何するわけ?

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四国はラグビー不毛の地で、社会人の強豪チームもなければ、全国高校ラグビーでも愛媛の新田高校がたまに勝ち進むくらいで、あとは1回戦敗退の’常連’。大八木氏のようなビッグネームが強化に乗り出すのは、喜ばしい限りです。

しかし、高校でGMって一体どんな事をやるんでしょうか?氏はタレントとしての活動や講演活動もしているし、小学生を中心としたタグラグビー普及の宣伝マンでもあります。フルタイムの監督としては携われないってことでしょうか?詳細は明日16日に会見するそうですが、なんとなく中途半端な印象は否めませんな。

「スクールウォーズ」の伏見工山口監督、啓光学園の記虎監督など、高校レベルの強豪校といわれるところでは、監督の指導力に負うところが大きいように感じます。理論や技術の伝達もさることながら、厳しい練習に耐えうる「心理的な環境」作りが上手いからでしょう。私の高校も指導者が変わってから、一挙に弱くなってしまいました。

ま、どのような形で関わるにせよ、四国に一つ拠点が出来るであろうことは事実です。強豪校には大量の選手が集まる一方で、15人の部員が集まらず、廃部になってしまったり、他校とのバインドで出場せざるを得ない高校が多数存在する現状を打破するためには、大八木氏のような往年の名選手がもっと育成の場に積極的に携わって欲しいものです。

サンゴリアスの小野沢選手のように、現役引退後は教師の道に進んでラグビーを教えたいという希望を持っている選手もいるようですが、大半の選手は引退後も企業に残る道を選びます。個々人の選択についてはとやかく言える立場にはありませんが、ラグビー全体の振興やレベルの底上げを考えると、トップレベルのノウハウが育成の場に活かされないのは少々残念ですね。

ワールドカップ招致に力を入れるのも結構ですが、例えば、JAPAN経験者は一定期間どこかの育成機関(少年クラブチーム、中学、高校、大学)に指導者として携わることを義務付けるなどの制度を設けて、底辺の拡大につなげていって欲しいですね。ワールドカップなんぞというイベントは一時的なバブルを呼ぶものの、その後に繋がっていくかについては疑問符がつきます。折角政界の大物をトップにいただいているのですから、是非地道な強化策にも力を入れて欲しいものです。
by lemgmnsc-bara | 2007-02-15 08:57 | ラグビー関連

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by 黄昏ラガーマン
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