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『カンコンキンシアター 31 クドい! 味方は孫だけ』鑑賞

31回目のカンコンキンシアターは初の、公演初日鑑賞。小雨模様の空の下、新大久保のグローブ座を目指します。恒例の公演ポスター写真。

今回は出演者の姿も無く、かなりシンプル。まあ、いつもポスターと実際の内容にはほとんど関係がないので絵柄は別に気にしてません。
『カンコンキンシアター 31 クドい! 味方は孫だけ』鑑賞_f0126940_09141033.jpg
初日だけあって、さすがに物販コーナーにはモノがあふれかえっていたので、数年ぶりのTシャツと、毎回買い求めている「軍人魂」を購入。

というわけでいよいよ舞台本番です。オープニングから、少々異変が。森一弥のアクションと天野ひろゆきの言葉選びが楽しい「森です」コーナーがなくなっちゃったんです。結構好きなコーナーだっただけに残念。かわりに森一弥はみずからの「うわさの彼女」をネタにして、舞台を通り過ぎてはいましたが、物足りなさは否めませんでした。

そしてこの物足りなさは、残念なことに、最後の最後まで続いてしまいます。初日ということもあり、演者のエンジンが温まりきっていなかったせいもあるでしょうが、そもそものネタも、アドリブも中途半端。そのわりに下ねたはストレートすぎ。一つのチームとしての一体感の醸成が足りていないな、という印象でした。

その中で関根座長の毒舌評論家コントはさすがでした。安藤裕子をズバリと真正面から貶す「裏関根」をみごとに出現させていました。このコーナー個人的にも一番笑ったし、観衆の笑い声も一番でかかったように思います。

対して、一番最後の大ネタ、故林家三平とその一家を題材としたコントは今ひとつの出来だったように感じました。昨年までの長嶋茂雄氏のコントの設定をそのまま林家一門にもってきただけ。各人の過去の姿と現状とのギャップについての風刺はなかなか面白かったのですが、そもそもの題材がメジャーすぎて、いつものマニアックさに欠けていたような気がしますね。

夜の公演だったので、グローブ座の「門限」を守るために、最後の方ははしょっちゃったのがミエミエでしたし、恒例のお白州もないまま。それでも気がつけば3時間まるまるネタを演じていたのですから、大したものではあるんですが…。次回はマチネ公演の回を予約するとともに、初日は避けたいと思います。今回も最初は楽日をねらって申し込んだのですが、人気が高くて取れませんでしたから…。ツウはちゃんとチームの熟成がきちんと進んだころあいを心得ていますね。

by lemgmnsc-bara | 2017-08-17 09:20 | エンターテインメント

映画、演劇、お笑い、あまり肩の凝らない小説等々…、基本的にエンターテインメント系に特化したブログにします。

by 黄昏ラガーマン
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