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『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』を読んだ

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

荒木 飛呂彦/集英社

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劇画家荒木飛呂彦氏のホラー映画解説書。題名そのまんまの書き出しですみません。

荒木氏といえば『ジョジョの奇妙な冒険』という作品であまりにも有名ですね。ちょっとググって調べてみたら1987年に連載を開始してまだ継続中とのこと。私が大学生の頃の作品がいまだに続いているということに驚きました。しかも累計7000万部を売り上げているという人気ぶり。舞台や主人公はいろいろと変わっているとのことですが、30年近くもサブカルのトップランナーで居続けられるというのは尊敬に値する存在です。

さて、標題の書は荒木氏独自の視点で世に問われたホラー映画を分類し解説しています。名の轟いた名作から、カルトな小品まで。どの作品に関しても、簡潔にして的を射た解説をしてくれています。とにかく、取り上げられた作品を観てみたくなるんです。解説書としては最上の部類に入る一冊だと思います。

順番が逆になりましたが、ここ最近このブログに投稿した鑑賞記はホラージャンルのものが多かったと思いますが、ズバリこの本の影響です。まあそそっかしい私らしく『死霊のはらわた』に関してはオリジナルではなくリメイク版を先に借りちゃったりもしましたがね(笑)。今度ホラー映画を借りようと決めた時には是非レンタルDVD屋に携えていきたいと思います。

他人にわかりやすく解説できるということは、各々の作品をきちんと自分の中で消化しているということ。その集積の結果として『ジョジョ〜』が生まれて来ているとすれば、『ジョジョ』が面白いのは自明の理。あまりにも膨大な冊数になってしまっているため手を出しかねていたのですが、最近はDVD屋の中にもコミックレンタルコーナーがある店もあるので、一度借りて来てチャレンジしたいとも思いました。



by lemgmnsc-bara | 2015-04-15 19:51 | 読んだ本

映画、演劇、お笑い、あまり肩の凝らない小説等々…、基本的にエンターテインメント系に特化したブログにします。

by 黄昏ラガーマン
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