2014年 12月 23日
『インナーマッスルを鍛える』を読んだ
ここ3ヶ月ほど、メンタル面の不調で休職してましたが、カラダの方はすこぶる元気だったので、時間があることを幸い、思いっきりトレーニングして13kg痩せました。おかげさまで心身ともに調子がよくなりましたので、今後もトレーニングを継続し、ダイエットも続けていく予定です。
そんな訳で、トレーニングについて知識を得ようと、休職中に何冊か読んだうちの一冊です。現在、私は自重のみでゆっくりと負荷をかける筋トレに取り組んでいます。その際に重要視されるのがインナーマッスル。ボディービルダーがこれ見よがしに見せ付ける筋肉ではなく、関節や骨と大きな筋肉とをつなぐ筋肉です。目立たない脇役こそが最も重要だという真理は人間のカラダにもみごとに当てはまります。いくらムキムキボディーを作り上げても、インナーマッスルが未発達だと、少なくともスポーツの上達にはつながらない。インナーマッスルが十全に機能し、脳から出された指令が速やかに肉体に伝わることで、初めて優れたパフォーマンスが生まれるってことです。
そしてこのインナーマッスルは普通の筋トレでは鍛えることができず、正しい姿勢を保つことこそがインナーマッスルの強化につながると説いています。
オハナシはわかりやすかったのですが、この結論に至るまでがやや冗長。まあ、個人的・具体的な体験に基づいた考察を述べているので、リアルではありますがね。それに加えて正しい姿勢の具体像が出ていない。イラストでも写真でもいいから、やっぱり絵で見せて欲しかったですね。著者は文中で「正しい姿勢というのは人それぞれなので一般化は出来ない」という主旨の言を述べていますが、とはいえ、理想像がどんなもので、どのあたりを意識して姿勢を正すべきか、については絵があったほうが親切だったと思います。せっかく医師の資格まで持っているのですから、その位は工夫して欲しかったですね。
残念ながら、私自身の正しい姿勢の具体像までは浮かんできておりませんが、なるべく工夫して自分なりの姿勢を見つけ、インナーマッスルの強化に努めていきたいと考えております。
by lemgmnsc-bara
| 2014-12-23 19:49
| 読んだ本