『熱笑!!花沢高校(全29巻)』を読んだ

愛蔵版 熱笑!!花沢高校 [マーケットプレイス コミックセット]

どおくまんプロ / 徳間書店

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ここのところ、中高生の時代に読んだ懐かしい漫画が続々と電子書籍化されているので、大人買いし続けております。クレジットカードの請求が来た時の最高権力者様の刺すような視線に脅かされる毎日ですが、止められまへんなぁ~。

というわけで大人買いしたのが表題の作。どおくまん氏の作品が電子化されたのはつい最近のこと。まさに満を持しての大人買い。

主人公力勝男はみかけこそいかついものの、実はいじめられっ子で、弟や妹にまで馬鹿にされている始末。高校入学を機になんとかいじめられっ子からの脱却を図るのですが…、という展開が初期。ギャグ満載で、この作品の少し前にどおくまん氏の名を全国にとどろかせた『嗚呼!花の応援団』を思わせるナンセンスなお笑いコミックでした。

ところが、主人公力が苦戦の末に難敵を討ち果たすというストーリーが続いていくにつれ、どんどんシリアス路線に転換していき、そしてその路線転換が見事にハマって大ヒット作になります。『キン肉マン』などと同じような展開ですね。

最終的には「北大阪の虎」などという、とても高校生の団体とは思えないような強大な暴力組織と戦って勝利をおさめることとなります。この辺の戦いはすでにファンタジー。改造バイクやらホバークラフトやら、自作の銃やらとんでもないマシンたちが次々と登場し、高校生のケンカながら、実際の戦争のような戦いが繰り広げられます。これだけのマシンを作り上げるだけの金銭的な裏付けは?双方含めて2万人近くが参加する大きなムーブメントが警察に気付かれないのは何故?とかいろんな突っ込みどころはあるのですが、まあ、ファンタジーだと思えば腹も立ちません。

個人的にはやっぱり力がカラダ一つでケンカをしていた頃が一番面白かったと思いますね。

それから、この作品の影の主人公と言えるのが獣田三郎。一種のスーパーマンなのですが、決して自分が先頭を切らず、あくまでも力たちの危機に際して助太刀に入るという設定です。普段は女の尻ばかり追いかけるチャランポランというよりは変態に近い(つまり花の応援団の青田赤道みたいなキャラです)ような人物ですが、ケンカはめっぽう強く、実は日本を代表する大財閥の御曹司。なにも不良になる必要は全くないんですがね…。

華々しい戦闘シーンは読んでいてスカッとします。それが一番の醍醐味だと思えれば理屈ぬくで楽しめる作品だと思います。
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by lemgmnsc-bara | 2014-12-20 07:07 | 読んだ本 | Comments(0)
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