2014年 09月 07日
『LIFE!』鑑賞
当家は二人とも『ナイトミュージアム』を観て以来、ベン・スティラーのファンとなりました。彼の出演作はとりあえずレンタルして来ます。というわけで、最高権力者様が近所のGEOで発見した標題の作を借りて来ました。
題名になっている『LIFE』は実在したアメリカのフォトジャーナル紙。現在では休刊となっていますが、全盛期には、この雑誌の表紙に掲載されることは超セレブの証だったようです。で、当然語句の本来の意味、人生にも関係して来ます。なかなか巧いダブルミーニングですね。
主人公ウォルター(ベン・スティラー)は写真のネガフィルムの管理係。目立つ部署でも仕事でもありませんが、実直な仕事ぶりで、エースカメラマンのショーン(ショーン・ペン)から厚く信頼を寄せられているというキャラ設定。
で、ウォルターには過剰な妄想癖があり、その妄想に入り込んでしまうと、意識が飛んでしまいます。この妄想のシーンではかなり激しいアクションが展開されるので、この妄想を軸にしたドタバタが展開されるのかと思いきや、妄想シーンは「つかみ」に使われただけ。
ウォルターはある事情があって、ショーンをつかまえなければならないのですが、ショーンはそれこそ世界中を飛び回っており、しかもケイタイは持たない主義。ショーンが最後に送って来た写真を手がかりに、ウォルターはそれこそ世界中を飛び回ってショーンを探すのですが…。この辺のストーリーももっとドタバタするのかと思ったら、大したことありませんでした。
ドタバタコメディーを期待すると見事に肩すかしをくらいます。ストーリー的にはヒューマンドラマの王道をいく展開となり、まあその展開は悪くはないのですが、もっとドタバタして欲しかったというのが率直な感想。
ちょっとググって調べてみたら、この作品は『虹をつかむ男』というダニー・ケイ主演の作品のリメイクのようです。1947年という公開年を考えると、もっとヒューマンなストーリー展開と結末になっていたのではないかと推測されるのですが、こちらの方は観ていないのでなんともいえません。今度レンタルDVD屋で探してみようと思いますが、古過ぎてないかもなぁ…。
by lemgmnsc-bara
| 2014-09-07 19:01
| エンターテインメント