2013年 09月 22日
『アイアンマン3』鑑賞
アイアンマン単体では3作目、アベンジャーズを含めればアイアンマンが登場する作品としては4作目。今回の敵は人間の脳に働いて異常な力を得られるウイルス「エクストリミス」を使ってテロへの恐怖を煽って商売にしているマッドサイエンティスト、キリアンが敵となります。
主人公トニー・スタークがアベンジャーズでの戦いの苦戦の記憶から逃れられず、パニック障害や不眠症に悩んでいるところが現代的。カラダは無敵でもココロは普通の人間のままっていう設定と描写は、ベタではありますが強力です。マッドサイエンティストたちがウイルスによって身も心も超人化していくことへのアンチテーゼにもなっています。弱いココロを認めてそこに素直に向き合う事こそが本当の人間らしさ…、ってそこまでのメッセージ性と説教臭さはありません。あくまでもチャンチャンバラバラが主体のアメコミ映画です。
この作品では最後に、いままで作ったアイアンマンスーツをすべてたたき壊してしまう、という描写もありますし、トニーの命を脅かしていた、心臓近辺の爆弾の破片も取り除かれるという描写があります。シリーズ完結なのか?という疑問がどうしても頭をよぎりますが、結構な興行収入をあげている「おいしいネタ」をネタ不足のハリウッドがそうそう簡単に手放すとは思えません。ちょっとググってみたら、アベンジャーズの続編を作ってそこに登場させるという構想があるそうです。
まあ、どう転んでも勧善懲悪のアクションモノ以外にはなりえようがない鉄板ネタですし、主人公トニーもまだピンピンしてますから、続編はそれこそ続々とつくられるころでしょう。何作目までもつのか、ってのも興味の一つだったりします。別に新作が待ち遠しいというほどではありませんが、DVD化されたらレンタルしてきて観てみたい作品の一つにはなりましたかね。
by lemgmnsc-bara
| 2013-09-22 07:35
| エンターテインメント