2013年 08月 18日
『カンコンキンシアター クドい!27飯尾ケニアに行く!』鑑賞
今年も大体私と同年代くらいの元オタクとか現役オタクらしき、ちょっと濃い、体型の大きめな皆さんが観客として多数詰めかけていました。ま、私もその一人なんですけど…(笑)
開演前に舞台を「盗撮」。
直後に係員のおねーさんに注意されちゃいました。
舞台は例年通り、「裏関根」満開の、毒とナンセンスに満ちたコント集でした。関根氏ならではのちょっと一般人、いや「一般芸人」とは別角度で追究された笑いは相変わらずパワフルでしたねぇ。残念ながら当家ではNHKの朝ドラを観るという習慣がないもので『あまちゃん』をネタの背景に使ったコントだけは少々意味がわかりませんでしたが。
この公演の中では、かならず、参加したグループによる持ちネタ披露があるのですが、キャイ〜ンは安定していましたね。ウド鈴木のボケと天野の突っ込みは最早名人芸。ウド鈴木氏の演、技なんだか地なんだかわからない狂気ぶりに拍車がかかってきてます。天野氏は公演全体における突っ込み役というポジションがしっかりハマっています。
今年もエネルギーは狂言師を題材にした「もしも」ネタを出してきました。昨年ほどの衝撃はなかったものの、「もしも狂言師がファストフードの店員をやったら?」というネタはなかなか面白かったですね。平子が狂言にチャレンジし続ける間はこのネタは使えますね。
今年に関しては飯尾和樹と林宏美という共演者カップルが誕生した事で、そのことをいじり倒されてました。まあ、こうやっていじり倒すことが関根一座流の祝福方法なんでしょうね。飯尾氏はイジラレキャラですから、うれしそうにイジラレてましたし。
その他目立ったのはイマイガワの井川氏。「心の闇」というテーマで一人コントを繰り広げたのですが、もし女から「私と仕事とどっちが大事なの?」という理不尽かつよくありがちな質問を受けた際の「体調による」という答えにはこの公演中一番笑わせていただきました。
座長の関根氏も毒気がありましたねぇ。今井久美子との評論家コントは個人名出しまくりの批判しまくり。メジャーな場では絶対に見せる事のない毒気です。この毒気は、毎年パワーアップしているにもかかわらず後味の悪さを感じさせません。この辺が関根氏の関根氏たる所以でしょうね。「一般芸人」とはやや異なった視点でモノゴトをみている視点と独特の台詞の選び方が奏功していると思います。
はやくも来年の公演を心待ちにする心境です。
by lemgmnsc-bara
| 2013-08-18 07:45
| エンターテインメント