2013年 01月 20日
豪州ビジネストリップ その4
6:30起床。朝飯は無しという設定だったので、シャワーを浴びた後、近所の7-11にサンドイッチと飲料を買いに行く。誰が$7.5もするミネラルウォーターなんか飲むもんか!
前の晩に降った雨がまだ乾いておらず、朝陽を反射して街全体がきらきらと輝いていた。メルボルンってのはなるほど美しい街である。リタイアしてから移住しても良いな、などとちらり頭の片隅で考えながら、朝食を終え、前の晩までの出来事を記しておく…。
…、メモそのものはここで唐突に終わる。従ってこの日に関しては記憶を頼りに再構成を試みてみたいと思う。
この日はいわゆる市場視察という半分お遊びな日であった。資材メーカーの工場に行く訳でもないし、細かい打ち合わせに入る訳ではない。地元のビール工場を視察し、その後ショッピングモールへ。文字通りモノが作られている現場と、売られている現場を一通り、さらっと視察。ちなみに豪州は日曜は完全にショップが休みになるし、毎日6時過ぎには店が閉まってしまうそうだ。唯一の例外は木曜日で、この日には9時くらいまで開いているので、大抵の人は木曜に一週間分の必要な物資を買い込んでおくそうである。彼の地の人の感覚からすれば、日曜も祭日も店を開けている(=仕事をしている)というのはなるほどクレイジーに映るんだろうな、と納得。
午後は私はスポーツ用品ショップ、師匠は三味線とともにバイクが趣味なのでハーレーダビッドソンの豪州限定グッズを買いにバイクショップへ。完全なお遊びではあるが、こういう余録も海外出張の楽しみのひとつではある。
私はスポーツショップで、日本ではなかなか入手しにくいワラビーズのフリースジャケットやフランスのナショナルチームのジャージ、それに地元のリーグラグビーのチームのジャージ、派手な色使いのヘッドキャップなどを購入。すっかり満足。次に調子に乗って本屋へ。ラグビーの戦術や、トレーニング方法などが書かれている本を何冊か買い込む(註 現在に至るまでまったく内容には触れていない…)。
夜は、豪州で最もポピュラーなスポーツ、オージーボールを観に行った。グラウンドを楕円形に使うというのもユニークだが、この競技の一番の売り物はボールを競り合っての激しいぶつかり合いと、その後の乱闘である。しかし、案に反してさほど激しいぶつかり合いはなかった。なんというか、キックのあるバスケットを大きなグラウンドでやっているという印象。味方が後方からキックしたボールを前に位置していたプレーヤーが取れば、そこが起点となる。敵チームのプレーヤーはそこから10m下がらなければならない。ゴールにはポールが4本横並びに立っており、内側の二本は高く、外側の二本は内側の半分くらいしかない。ボールをキックして内側の二本のポールの間を通せば6点、短いポールと長いポールの間なら1点と蹴り入れる位置によって大きな差がある。スタンドは完全な地元びいき。地元のチームがチャンスを迎える度に大きくスタジアムが揺れる。ハーフタイムには子供が出てきて、グラウンドを半分にしたミニゲームをやっていた。プロが使うのと同じグラウンドでプレーが出来れば、そりゃロイヤリティーもたかまるってもんだ。どの競技に限らず、日本でも導入を検討すべきだろう。
などと考えているうちに試合は終了。地元チームの圧勝で、観客は皆機嫌良く帰途についたようである。同行のメーカー担当氏と商社マン氏からはカジノに誘われたが、昼間の買い物ですっかり満足し切っていたのと、さすがに疲れたので、ホテルに帰り早々に就寝。
翌日は10:00頃の飛行機で成田に向かってフライト。10時間半ほどで帰って来てしまった。個人的なことも含めて、なかなか有意義なビジネストリップだったと思う。
(終)
by lemgmnsc-bara
| 2013-01-20 18:41
| 雑談