2012年 09月 03日
'12シーズン8戦目(助っ人参戦3)
グラウンドは某精油会社の工場敷地内にあり、非常に出入りに厳しいところでした。テロとか防災に関してかなり神経質になっているようです。まあ、もしこの工場が爆破でもされたら、それこそ千葉の半分が壊滅状態になるのは明らかなので仕方ないところですけどね。
グラウンド自体は自然芝で、なかなかいい感じでしたが。とにかく暑かった。気温的には猛暑日、体感的にはサウナ並みってところでしょうか。いずれにせよおぢさんには非常にキツい条件下でした。
当日は30分ハーフ。私は後半のみの出場を言い渡されていました。
秋シーズンの開幕戦、しかもコンバインドチームということで、普段の約束事はほぼ出来ない状態。個人個人がいかに素早く動き、相手を止めるか、あるいは相手に走り勝つか、というのがゲームの分水嶺だったように思います。
前半は期待の若手がタイトヘッドプロップとして起用されました。しかし、スクラムの旗色が悪い。この若手は相撲部出身で高校時代にラグビー経験もあり、そこそこ走れもするのですが、いかんせんちょっと気が弱い。何度かこのブログにも書いている通り、タイトヘッドプロップは相手の1番と2番二人を相手にしなきゃいけないんですから、まずは強い気持ちで当たり勝つ!ということを心がけなきゃいけないんですが、腰が高い上に、怖々と当たっている感じでした。これじゃ、相手の思うつぼです。壊滅状態にまではならなかったものの、スクラムは四分六で押し負けてましたね。
試合はお互い練習の少なさが災いしてミスの嵐。ボールポゼッッションではややウチのチームが上回ってましたが、攻めていってはノックオンとかスローフォワードとかつまらないミスを繰り返していました。まあ、敵さんも似たようなもんでしたがね。
前半15分、あまりに暑いのでウォーターブレークが入りました。その時にこの若手プレーヤーから「コンタクトレンズがちょっとややこしいことになったので、交代して欲しい」という打診を受けました。他人事ながら、押され気味のスクラムを観て少々いらだっていた私は喜んで、交代。
再開して最初のプレーがスクラムでした。この秋からいままで4段階のコールで組んでいたのが3段階のコールに変更されました。私は、変な間がない分3段階の方が好きです。でレフェリーの「セット」のかけ声で強烈にファーストヒット。トイメン君に十分なプレッシャーを与えてやりました。同時にウチのチームの若手君にも、「スクラムとはこうして組むものだ」という気迫を伝えることが出来たと思います。ゲームの方は相手のディフェンス網のわずかな隙をついたBKがトライして先制。7-0とリードしたまま後半へ。
後半、ウチのチームの若手君はしっかりと学習して、腰の位置を下げ、下から突き上げるような組み方で組んでいました。やれば出来るんじゃねーか、最初からやれよ、まったく。後半開始早々、SHの個人技で追加のトライ。
そのままこう着状態で試合は進み、後半の後半15分から再び私の出番です。相手チームのトイメン君も交代していました。前半の相手よりはやや固い感じがしましたが、負ける気配はみじんも無し。久しぶりにガチンコ勝負のスクラムで真っ正面からぶち当たって押し勝ちました。これぞプロップの醍醐味ってやつです。
また久しぶりにトライ寸前まで行きました。ゴール前でピック&ゴーを繰り返し、うまくパスをつないだところを最後で待ち構えていて、インゴールにグラウンディング!やったーと思ったら、私の近くにいたプレーヤーがボールを持ってもいないのに相手に当たってしまったという反則(オブストラクション)をとられ、幻に終わってしまいました。敵のディフェンスに阻まれるのならともかく、味方に阻まれた痛恨のプレーでした。二年ぶりだったのに…。
しかし、調子に乗りすぎたせいでしょうか、一回スクラムで足が滑り、両膝を地面に叩き付けてしまいました。このプレーで私はウイークポイントである左膝に力が入らなくなり、5分ほどを残して再度交代。若手君はそれなりに学習したようで、ほぼ互角に組んでいました。要するに負けないっていう気合いなんだよ。元々カラダには恵まれているんだから攻める気持ちさえ忘れなきゃ、普通は勝てるの!わかったか、まったく。
試合は終了直前にもSHの個人技からタイミングのいいパスを受けたLOが20mを走り切ってだめ押し。最終スコアは21-0で勝利。ほぼ三ヶ月ぶりの気持ちのいい勝利でした。CAPにもまだまだ出来るってことをアピールできたようです。
それにしても暑かった。終わった後の疲れも半端なかったし、つくづくラグビーって健康に悪いスポーツですね。
by lemgmnsc-bara
| 2012-09-03 22:33
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