2012年 08月 12日
最近のウナギは本当に高い
道路はさほど混んでおらず、割と、スイスイと進んで11時ちょっと前には店に着きましたが、その時点ですでに10人近くの人が行列を作っていました。
店の開店は11時15分と微妙に遅いんですよね。で暑くなりつつある外気にじりじりとしながら20分ほどウェイティング。ちなみにその間に行列の人数は20名以上に増えていました。
開店と同時に雪崩を打つようにして皆が入店。店の中は冷房が程よく利いていて快適でした。
メニューに記された値段は昨年と変わりありません。おお、この店は稚魚の価格高騰にもかかわらず、良心的な経営を続けているのか、と思ったのも束の間、メニューには小さな紙片が挟み込まれており、その紙片には折からの価格高騰のため心苦しいが一品700円ほど上乗せさせていただくという主旨のお知らせが載っていました。世の中そんなに甘くはありませんね(苦笑)。余談ながら、先日観たニュースでは、ウナギの一大生産地浜名湖ですら、台湾あたりからの輸入を検討しているということが報道されていました。
この店は注文を受けてからウナギを捌き、焼いてサーブするので、席についてからの待ち時間が結構長い。それを見越してiPadを持っていって遊んでいました。で、いよいよお待ちかねのウナギの登場です。
まずは白焼き。ノンアルコールビールとともに。
シンプルに焼いただけですので、ウナギ自体の味はこの料理法が一番よく分ります。品薄のせいか、やはり例年に比べるとやや味が落ちているような気がしました。まあ、価格高騰のお陰で、普通なら上を頼むところを並にした、っていう直接的な事情もありますけどね…。しかし、この白焼きとビールってのは最強の組み合わせの一つですね。本物のビールを飲みたいという気持ちをぐっと抑えて、ワサビ醤油をつけら白焼きとともに口に運びます。口に入れた瞬間にほろりと崩れる柔らかな、脂ののった白身。一度、いいビールといい白焼きのマリアージュを楽しんでみたいものです。
白焼きを食べ終わって待つ事しばし、メインの直鰻重の登場です。
やや甘めで、かつクドくない味わいのタレがほどよくしみこんだウナギの美味さ。昨年は時期を逸してしまったため、スーパーのパックのウナギしか食べられなかったので感激もひとしお。熱々のご飯とともに、口の中に広がる濃厚な脂と甘味。皮についた焦げ目の香ばしさ。漬け物の程よい酸味。ウナギを食べる幸せを堪能しました。待っていた甲斐があるというものです。
しかしながら、ウナギ一品当たり700円上乗せされているという事は、普段より3品で2100円も高いという事です。いままでだったら直鰻重がもう一杯食えてしまうお値段。つくづくと、ウナギの稚魚不足の深刻さを感じました。これでは到底、家族でちょっと食いにいこうか、というオハナシにはなりえません。この高値は少なくとも来年までは続くそうです。繁盛店はともかく、潰れてしまう店も少なくない事でしょう。
やや重たい気分になりながらも、隣接した茨城県のドライブを楽しむ事にしました。
まずは農産物。この時期の果物と言えば当家はなんと言ってもメロン。実は私はあんまりスイカを好まないのです。トマトみたいに絶対的な嫌悪感がある訳ではないのですが、別に一夏に一回も食わなくても残念な気持ちにはならない程度のお好み加減です。また、最高権力者様は大のメロン好き。という訳で農産物の直売所で、メロンを始め、夏野菜をどっさり買い込みました。ここのところ2ヶ月ばかり夫婦して夕食の炭水化物を抜くという減量法を実施しているので、生野菜はいわば「主食」です。コメを食わない分野菜はどっさり食ってますから。
お次は定番訪問スポット、那珂湊おさかな村です。
ここに来た時のお約束はコレ。
岩牡蠣です。
カラを剥いてもらった中身。
美しいまでの光沢。するりと一口で喉の奥まで流れ込んでいき、後には濃厚な磯の香りが残りました。これは海っ縁まで来ないと味わえないですね。
ここでは炭水化物抜きダイエットのもう一本の柱であるタンパク質として、真鯛とマグロの赤身のサク、キングサーモンの切り身を購入。
最後は大洗町のかねふくめんたいパークです。
相変わらず混んでいました。入り口のところに「ここまで津波が来ました」という表示がありましたが、地面から1メートルほど階段で上がった上で、私の膝くらいまでありましたから、結構な高さだったと思います。まあ、海沿いですから津波に襲われても不思議はないんですけどね。
なかなかに充実したウナギドライブでした。ウナギで蓄えたスタミナは一日のドライブですっかり消費してしまいましたけどね。
by lemgmnsc-bara
| 2012-08-12 07:30
| ドライブ