2012年 01月 30日
イタリア旅行記17〜ポンペイ遺跡見学編その2
メインストリートに面した一般庶民の邸宅を見学。
100平米くらいあるそうです。うらやましい広さですね。しかも中庭付き。
2000年も昔から、こんな住環境だったんじゃあ、日本人の住処を「ウサギ小屋」と揶揄したくなるのもわかる気がしますな。
天窓。
この天窓は明かり取りのために空けてある訳ではありません。では何のためでしょう?答えは足下にありました。
この装置は雨水をためておくためのプールです。後に紹介しますが、この都市にはちゃんと水道が通っていました。しかしその水道だけでは水を賄い切ることが出来なかったので、こうして雨水も利用していたという訳です。知恵とか技術が生活と密接に結びついているのだ、ということがよくわかるつくりですね。
後の発掘調査で出土した人骨。
ベスビオ火山は噴火に際して猛毒のガスを噴出したそうです。大半の人はそのガスにやられて亡くなったとのことです。その後、猛烈な勢いで火山灰が降り注いですっぽりと城塞都市を埋めてしまったとのこと。当時の人々にとっては、突然神が怒ったとしか思えなかったことでしょうね。
鳥を描いた壁画。
由来来歴は忘れちゃいました^^;。
古い神話を表した壁画。
狩りに出た男が妖精に恋したものの妖精の怒りに触れて鹿に姿を変えられてしまい、自分が連れてきた猟犬たちに襲われて食い殺されてしまうというシーンを描いています。当時の人々が何を恐れていたのかがよくわかりますね。
肖像画。どんな由来来歴かは例によって失念しました。
ちょっと狭い道。このくらいの路地裏はちょっと古い街に行けば普通に見られそうな気もします。実際ヴェネツィアこんな感じでしたから。
前の投稿でもちょっと紹介しましたが、居酒屋跡です。
ワインもビールもあったそうですよ。蒸留酒はまだなかったようですがね。
店の前にはちゃんと扉を閉めるための溝までありました。
今でも新橋とか有楽町のガード下に行けば通用するんじゃないでしょうか(笑)
街角の水道。この水道は誰でも自由に使えたそうですが、なにせ水量が少なかったそうです。従って先にも述べた通り雨水も利用せざるを得ないという状況だったそうです。
というわけでポンペイ遺跡編はまだまだ続きます。なにしろ写真を散々撮りまくったので一度にはとてもじゃないけど投稿しきれません。あと二回くらいはポンペイ遺跡におつきあい願うことになると思います。
by lemgmnsc-bara
| 2012-01-30 22:37
| 雑談