2011年 11月 29日
『日本ラーメン秘史』を読んだ
株式会社「ラーメンデータバンク」取締役会長で、自称「日本一ラーメンを食べた男」大崎裕史氏がラーメンの誕生から、現在の状況に至るまでを一気に書き下ろした一冊。
「ラーメンは日本の国民食」とはよく言われる言葉ですが、確かにその通りで、カレーと並び、最も愛されている食い物ですね。スープは醤油がいい、味噌がいい、麺は細くて縮れてなきゃだめだ、いや太いストレート麺がいい、薬味はネギだ、ニンニクだ…。各人各様、百家争鳴、喧々諤々。各人が自分の好みを主張してはばからない食べ物ってのも珍しいですね。まあ、どの味が一番かなどと比べること自体ナンセンスではありますが…。
最近はここにつけ麺まで絡んで来るからなおさら話は複雑です。私が良く食べているのは汁なしという、いわば「あえ麺」ですから、これもまた一派を成してますね。
各地の有名店が続々と登場するのも興味深かったですし、現在繁盛している店を「系統」立てて説明しているのも親切です。名前はよく聞くけど行ったことのない店のイメージが大体つかめました。まあ、実際に食いに行きゃいいオハナシなんですけどね…。
私のベストは、昨年行った喜多方らーめん「はせ川」ですね。あっさりした醤油味のスープにやや太めの麺。そしてあふれんばかりの三枚肉のチャーシュー。そうそう行ける場所にはありませんが、もう一度くらいは食べてみたいです。
何気にリピート率が高いのは「らーめん大」ですね。有名店「ラーメン二郎」の亜流(著者は文中ではインスパイアという言葉をつかっています。)ですが、二郎よりはスープが臭くないし、麺も太すぎなくていいです。野菜がどっさり食えるところもメリットの一つ。
なんだかんだでラーメン食いたくなって来たなぁ。
by lemgmnsc-bara
| 2011-11-29 18:57
| 読んだ本