2011年 07月 22日
『フラバー』鑑賞
ロビン・ウィリアムス主演のC級コメディー。
なんというか、ディズニー映画の文法通りに作られたコメディー映画で、「いかにも」って型にはまりすぎてて面白みに欠ける作品でしたね。突っ込みどころは満載でしたが…。
主人公フィリップ教授は、天才的な発明家。しかしながらちょっと世間の常識とはズレた方です。わざわざ機構を複雑にした機械で朝食を作ってみたり、人間並みの感情を持つロボットを作ってみたり、美術のデッサン教室でいきなり物理の講義を始めてしまったり。一番酷いのは、発明品の研究に没頭するあまりに恋人のサラとの結婚式を二度もすっぽかしていること。
サラは三度目の正直と信じて式に臨むのですが、フィリップは案の定研究に夢中になって結婚式をすっぽかしてしまいます。堪忍袋の緒が切れたサラはフィリップのライバルであるウィルソンへと気持ちを傾かせていきます。
しかし、フィリップが発明したのは究極のエネルギー体。手っ取り早く言っちゃえば、ものすごい弾力を持つゴム(昔流行ったスライムをもう少し固くしたようなCGで表現されてました)。というわけで、ディズニー映画のお約束の飛んだり跳ねたりにストーリーが強引に持っていかれてしまいます。
このフラバーのCGがチャチ。まあその頃の技術水準ではあれが精一杯だったんでしょうし、リアルタイムで観た人は「CGもずいぶん進んだなぁ」と思ったんでしょう。
この発明品を奪うため「敵役」ウィルソンと「悪役」ホーニッカー一家がフィリップを襲ってきます。彼らの襲撃で愛すべきロボットのウィーボを破壊されたフィリップはホーニッカー家に乗り込むのですが…。
最後は勧善懲悪のめでたしめでたしで終わっちゃいます。ロビン・ウィリアムスは仕事を選ばなさすぎだと思いますね。なんでこんな作品に出たんでしょうか?カネのためですかね、やっぱり。
by lemgmnsc-bara
| 2011-07-22 19:44
| エンターテインメント