2011年 03月 20日
『エクスペンダブルズ』鑑賞
シルベスター・スタローン監督、主演のアクション映画。スタローンの他、ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ロークにブルース・ウィリスに果てはアーノルド・シュワルツェネッガーまで出演するという超豪華版。
しかしながら、映画としての出来は???…って感じでしたね。キャストにカネ使いすぎてストーリーを練るのに必要な資金まで不足しちゃったんじゃないでしょうかね。
とにかくオハナシの作りが単純そのもの。バーニー・ロス(スタローン)率いる凄腕傭兵部隊が、中米の独裁国家に乗り込んで、元CIAのメンバーと結託している政権を崩壊させるというもの。アメリカの民主主義にたてつく独裁国家の裏で糸を引いているのが元CIAっていうところで、若干事態を複雑に見せようとしたんでしょうが、逆にストーリーの貧弱さが際立っちゃいました。
ブルース・ウィリスとシュワルツェネッガーなんか、ほんの3分くらいの出番で終わり。まあ、スタローンとシュワルツェネッガーとブルース・ウィリスが3ショットで一つの画面に映っているだけで貴重だと言えなくもありませんが、これで、ネームロールに名を連ねるだけでなくパッケージにまで堂々と顔を出しちゃうってのは反則じゃねーの?まったく。
ドンパチのシーンだけは迫力ありましたが、正義の味方には弾が絶対当らないという不自然さが鼻についちゃいました。ジェイソン・ステイサムのナイフを用いたアクションシーンのカッコよさだけが唯一の救いと言ってよい程度。
キャストが豪華だと得てしてストーリーが負けてしまうものですが、まったくその通りでした。スタローンはそろそろ作るほうからは引退したほうがよいと思います。
by lemgmnsc-bara
| 2011-03-20 17:51
| エンターテインメント