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'10シーズン7戦目(公式戦第3戦)

5/30(日)、初夏とは思えないような寒さと風雨の中、公式戦3試合目を戦いました。

相手は、昨年も対戦して勝ったのですが、前回の試合で、初戦で我々が負けた相手に勝っており、勢いづいているチームです。元々ひとつ上のグレードに所属していたチームでもあり、決して侮れない敵です。事前のスカウティングで相手のプレイの傾向をつかみ、しっかり対策をたてて練習を積んで臨みました。

この試合、私はスタメンでした。相手にさほど展開力がない上、スクラムがウイークポイントの一つであること、ラインアウトからモールを組んで押すという攻撃が有効だとの判断からだったと思います。今年の公式戦では初スタメンですので、試合前の練習の前までは心地よい緊張感に包まれていました。練習が始まってからは、某有名大の本チャンラグビー部出身の後輩に散々煽られて走らされたもんで、バテバテでした。寒かったからよかったものの、前回の試合のような晴天だったら、試合前に完全にスタミナ切れを起こしていたことでしょう^^;。

10:00に相手ボールKOで試合開始。開始早々から敵陣深く攻め込み、いきなりラインの大外にいた私のところまでボールが回ってきました。ここはまだスタミナもあるし、強引に行ったろうかい!!ということでしゃにむに走ろうとしたのですが…、ディフェンスの選手にしっかりと組み付かれてしまったので、やむなく後ろを向いてフォローの選手にパス。しかしパスした相手がノックオンしてしまい、アドヴァンテージで相手にボールを奪われてしまいました。ここはきれいに決めようとせず、しっかりモールを組むべきでしたね。近くにFWのプレーヤーが多数集まっていましたから。相手が奪ったボールをタッチに蹴り出したので、マイボールのラインアウトになったのですが、しばらくはそのプレーを反省していました^^;。しかしまだ相手ゴール目前のチャンスは継続中。確実にマイボールをキープすると、試合前の申し合わせどおり、モールを組んで押し込みます。狙いはずばりと当たり、相手のディフェンスラインはじりじりと後退。十分に後退させたところで密集サイドをSOが突き、フォローしたLOのプレーヤーがトライ。いい形で先制します。

この先制点はチームの皆に「イケる!!」という気持ちを呼び起こさせたようです。続いては、相手が攻め込んできたところを接点で切り返し、ボールを奪ってFBがゴロパント。相手BKとの競り合いになりますが、走り勝った我がチームのFBが相手インゴールでボールを押えて2つ目のトライゲット。さらにその5分後には、スクラムからの展開で、ラインの外側に残っていた私に再びボールが回ってきました。ここは無理せず、落ち着いて内側に切れ込んで密集を作ることができました。そしてその密集からの展開でラインブレイクしたBKがそのままきれいにトライ。開始15分ほどで3トライを立て続けに奪いました。

さらにその5分後再びラインアウトからモールを押し込んで今度はFWだけでトライ。前半だけでボーナスポイントのつく4トライをゲットしました!

私の一番の持ち場であるスクラムは、トイメン君(おそらく私と同じ年の大ベテラン)が結構歯ごたえのある相手だったので、「完全制圧」とまでは行きませんでしたが、常にプレッシャーをかけ続け、押し込み続けました。ターンオーバーこそ1回しかありませんでしたが、相手のスタミナを奪い、かつ心にもプレッシャーを与え続けられたと思います。こちらが押される要素は微塵もなし。

ラインアウトは確実にマイボールをキープして、2つのトライに結び付けました。相手のボールを奪うまでにはなかなか至りませんでしたが、その後のすばやい展開を阻むプレイはできていたと思います。

前半20分過ぎからしばらく攻めあぐねる場面が続きました。4トライとったことで少々気が抜けてしまったんでしょうか?まあ、私自身について言えばバテていたのは事実です。しかしながら、いかにバテていようとも、スクラムでプッシュをかけ続けて自分以上に相手をバテさせる以外に私のレゾンデートルはありません。とにかくスクラムのプッシュはかけ続けました。

前半はこう着状態のまま終了。スコアこそ22-0と一方的になりかけていましたが、まだ、相手の心も完全に折れてはおらず、油断のできない状況でした。

気持ちを入れ替えて後半突入。

しかし、後半いきなり相手にトライを奪われてしまいます。密集近辺で連携がうまくいかず、相手にボールを奪われて、ディフェンス網が整っていないところを突かれたものでした。

このトライでしばらく眠っていたままだったチームの闘争心が再点火したようです。メンバーが代わり、スタミナ十分のプレーヤーが入ったこともあって、すぐにトライを取り返します。このトライが分水嶺となり、後は試合の流れが完全にこちらのものとなりました。もう1トライ追加したところで、私はお役御免。点差も試合運びも余裕ある状況でしたので、悔いをのこさず交代できました。

結局この後完全に気持ちが切れてしまった相手から2トライを奪い、最終的にはトライ数8-1の圧勝となりました。

久しぶりに気持ちのいい勝利でした。皆の気持ちが勝利に向けて高まったこともさることながら、しっかりとした分析に基づいた戦術で、相手の強みをほとんど発揮させなかった試合展開は、ここ数年でも屈指のものだったといってよいと思います。で、この後、得失点差でリーグ一位となることが確定し、昨年に引き続き決勝トーナメント進出と相成りました。いよいよこれからが本番です。予選を一位で通過したことくらいで満足しているレベルのチームではないんですから。ここまできたら優勝狙いますよ!!
by lemgmnsc-bara | 2010-06-04 19:10 | ラグビー関連

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