2010年 04月 10日
練馬ご近所探索Ⅸ(12回目の結婚記念日)
しばし沈思黙考して出した答えは「……肉…。」今年は痛風の容態も安定しているし、人間ドックの検査結果も特に問題がなかったということでゴーサインが出ました!
というわけで、4/3(土)に2日前倒しで行ったのが桜台駅近くの「格之進」。岩手県の「門崎牛」というブランド牛の生産団体が直営している焼肉店です。
練馬に引っ越して来て以来、この店に行くのは念願だったんですよね^^。ネットなどで評判をのぞいてみても、肉の質に関しては概ね高い評価を得ていました。
当日はロースコース(一人前¥3800)を注文。普段の禁を破って生ビールも一杯頼んじゃいました。痛風持ちにはもっともタブーとされる組み合わせですが、まあ、年に一度のことですから^^;。
まず最初にサラダとキムチ、ナムル、ミネストローネスープがサーヴされます。
あちこちの席から肉を焼く音と香ばしい香りが漂ってきていて、いやがうえにも食欲をそそります。出てきたものをビールで流し込んでわくわくしながら肉を待ちます。
来ました!まず第1弾はリブロース。
肉全体に見事に入った霜降りとしっかりした脂身。
かみ締めると、口の中一杯にうまみたっぷりの肉汁が広がります。ああ、いま私は肉を食っている。まさに喜びのホルモンが分泌される味でした。
続いてはウチモモです。
脂肪が少なくあっさりとした部位ですが、程よい噛み応えと肉のうまみがたっぷり。
「私は肉を食っている」幸福ホルモンは分泌継続中です。
コースとは別に単品で頼んだビビンバ。
肉を焼くのに夢中で、サーヴされた時の写真を撮り忘れてしまい、散々かき混ぜた後の映像になってしまいました。甘めに味付けされた肉とナムルの相性は抜群。肉で勢いがついていますからあっという間に食べつくしてしまいます。
カルビとウチモモのスライスです。
なんてったって、焼肉の王者といえばカルビでしょう。カラダに毒だというのは百も承知ですが、この脂身ドラッグには抗いがたい魅力があります。
滴る脂に引火して立ち上る炎。「私は肉を食っている」幸福ホルモンは最高潮に分泌していました。「私は脂身ドラッグにとろかされている」という幸福ホルモンの分泌も加わってすっかりハイな状態になってましたね、実際。
単品で頼んだ厚切りタン。一枚300円もします。
ちょうど一緒にサーヴされたコースの野菜焼きとともに網の上へ。残念ながらこの時点ですでにビールを飲み終わってしまっていました。ビールと牛タンってのは最強の組み合わせなんですけどね。
厚切りを謳うだけあって噛み応え満点。噛み締めるほどに肉汁が口の中に迸り出て…、ああ、もう一度行きたい!!
次はこの日のオススメホルモン。当日は大腸でした。
実はこの日最大のヒットはこの大腸でした。『美味しんぼ』のかなり前の巻に「牛の大腸の周りの脂肪に比べれば、霜降り肉の脂肪の味なんて子供の味」というセリフがあり、印象には残っていたものの、実感したことは無かったのですが、この日、そのセリフを実感しました。軽くあぶって見た目トロトロになった脂肪は口の中に入れると独特の「フルフル」とした口当たりとなって消えていきます。その後に残った腸壁部分の噛み応えと独特の味わいも乙なものです。普段は脂肪をあまり好まれない最高権力者様ですら「このフルフル感はたまらない」という感想をお漏らしになっていました。なんだか飲み込むのが惜しく、いつまでも噛んでいたいって感じでしたね。
この大腸を味わう前に追加で頼んだウチモモです。先に大腸を味わっていたら絶対にそっちを追加注文したでしょうけどね。まあ、あんまり食いすぎると確実に胸焼けするでしょうから、あの程度でよかったんだ、と負け惜しみを言っておきます。
肉はこれで打ち止め。締めに冷麺を追加オーダーしました。
独特の固い麺の食感とダシの旨さがよく絡んでなかなかの味でした。まあ、本場盛岡のものにはちょっと及びませんがね^^;。
コースにはデザートがつきます。というわけで、私は洋ナシのシャーベットを、最高権力者様は抹茶アイスをオーダー。
シャーベットは見た目どおりさっぱり、抹茶アイスのほうもくどくない甘さでした。
値はやや張りますが、満足度は間違いなく高い店だったと思います。ネットの評判は偽りではありませんでした。「次回はTOEICが目標点に達したらね。」店を出てからの最高権力者様の言葉で奮い立ったのは言うまでもありません。次回の受験は6月の予定ですから、是非目標点を達成して、大腸を思う存分むさぼり食いたいと思います。
by lemgmnsc-bara
| 2010-04-10 15:35
| 食べ物