2010年 01月 03日
『ヅラ刑事』鑑賞
河崎実監督・モト冬樹主演のおバカ映画。自分でも気がつかないうちに『いかレスラー』と一緒に借りてきてました。
若かりし日にヅラであることを理由に結婚寸前までいった女性と破局したヅラ刑事。彼はそこで一念発起してヅラを自由自在に操れるよう猛特訓し、必殺技アイヅラッガーを会得します。その必殺技を用いて数々の何事件を解決してきたヅラ刑事に下ったのは変わり者の刑事ばかり集めた八曲署への異動命令でした。
八曲署に赴任してきたヅラ刑事に対して、婦人警官が登場して署員のキャラクターなどを聞かれてもいないのに説明するのですが、その際の「おまえ説明っぽいな」っていうセリフに笑えました。その他もう一度この「説明っぽいな」というツッコミがあるシーンがあるのですが、笑えたのはこの2シーンだけ。あとは微苦笑が数度。コメディーである割には笑えませんでした。
ある日濃縮ウランの輸送車(この輸送車と警備員がいかにも安っぽい。予算がなかったんだろうなぁ、っていう哀れみを感じさせるほど)が襲われ、濃縮ウランが強奪されます。その濃縮ウランを基に核爆弾を作ったという団体からなぜか場末の所轄所である八曲署に50億を要求する脅迫DVDが届けられます。
この情報を察知した公安からは、その捜査の権限を公安に強制的に召し上げるとの命令が下りますが、八曲署の署員たちは独自に捜査を継続します。
そしてヅラ刑事はその組織の首領を探り出し、アジトへと乗り込むのですが…、というのが主なストーリー。
この首領の意外な正体と、それを見破るヅラ刑事の推理は安っぽいながらなかなか筋の通ったものでした。でも笑えません。ただ馬鹿馬鹿しいだけ。さすがに『いかレスラー』製作チームだけのことはあります。ま、『いかレスラー』よりは若干ましではありましたが・・・。無害な詐欺であることは間違いありません。
by lemgmnsc-bara
| 2010-01-03 21:03
| エンターテインメント