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『School of Rock』鑑賞

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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ジャック・ブラック主演のコメディー映画。まだ風邪を引きずっている最高権力者様の「笑える映画が観たい」というリクエストにお応えしてTSUTAYAから借りてきました。

期待にたがわず、この映画はなかなか面白かったように思います。知性も教養もそのかけらすら持っていなさそうな、ただロックへの情熱だけで生きている男が、ろくろく身上調査を受けることもなく、規律が厳格で学力も高い小学校の代用教師に採用されてしまうという設定はめちゃくちゃだったし、その教師がいわゆる普通のプログラムを教えずに、ロックのことばかりやるのに生徒が反抗しないっていうのにも多少違和感は感じましたが、前者については教員が見つからないという切羽詰まった事情が学校側にあったであろうこと、後者については、子供はやはり勉強よりは「楽しいこと」の方に惹かれるものだということを描いているのだということを考え併せて、ぎりぎり、リアリティーの範囲内に収まっているというところでしょうかね。教室での演奏に関して、他の教室から苦情が出ないってのもやや現実離れしてるところですが、まあ細かいことに突っ込みはじめたらコメディーなんて観てられませんから、このくらいにしときます^^。

ニセ教師デューイの情熱が生徒たちを衝き動かし、また最後には生徒自身がロックに目覚めてホンモノのプレーヤーに成長していきます。その過程で結局ニセ教師であることがバレ、PTAから突き上げをくらって教室からは追放されるのですが、ロックに目覚めた生徒たちは、強引にロックコンクールへ出場しようとします。それを阻止しようとする親たちと校長。なんとか出場を果たした子供たち。親たちは当然のことながら怒り心頭でステージを観ます。ところが、実際の子供たちのプレイに感動し、他の聴衆と一緒に熱狂してしまいます。この辺はありきたりなお約束でしたが、こういう展開は上手くハマれば決して不快ではありません。この映画に関しては上手くハマっていたように感じました。

この映画のクライマックスであるコンクールのシーンでデューイが学校の制服である半ズボン姿でシャウトし、ステージ上を駆け巡る姿は大いに笑えました。で、最後はハッピーエンドでめでたしめでたし。ほのぼのとした結末も上手くハマってましたねぇ。子供たちの達者な演奏にも感心させられましたし。まあ、彼らは子供とはいえ、歴としたプロのミュージシャンだそうですがね^^;。

久しぶりに借りてよかったと思わせてくれる作品でした。
by lemgmnsc-bara | 2009-12-24 19:27 | エンターテインメント

映画、演劇、お笑い、あまり肩の凝らない小説等々…、基本的にエンターテインメント系に特化したブログにします。

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