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『X-MEN』4作鑑賞

現在公開されているのが『X-MENゼロ ウルヴァリン』。この作品を鑑賞するに先立って、SWに前作3つを一気に観ました。

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第1作。記憶を失い、無頼な生き方をしている一人の男。彼は片面に「ローガン」もう片面に「ウルヴァリン」と刻まれたネームタグを身につけていますが、それが自分の名前かどうかすら、記憶にない状態です。彼は、ひょんなことからミュータントと人類の共存のためにミュータントたちに教育を施している学園を運営している、ミュータントのリーダー、エグゼビアに拾われ、X-MENのチーム入りします。

ミュータントには2派あります。一派はエグゼビア率いる、人間とミュータントの平和的共存を目指しています。逆に、マグニートー率いる一派は、ミュータントによる人類支配を目論んでいます。2派の戦いを描いているのが第1作から第3作。

主人公のローガンは拳から刃が出るという比較的単純な「変異ぶり」と、傷が即時に消えていく驚異的な回復力がウリ。その他目から光線を出したり、自由に天候を変えられるといったキャラクターが共存派。自由自在に姿を変えられる能力を持った女。野獣並みの戦闘能力を備えた男、自由に磁力を操り、金属製のものなら意のままに操ることの出来る能力を持ったマグニートーが敵対派。

一作目はこの2派が戦い、共存派が勝利し、マグニートーを捕らえたところで終了。

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2作目は囚われの身マグニートーが、仲間の協力により脱走に成功。またしても共存派と戦闘を繰り広げるというのがストーリーの主流ですが、「普通の人類」としてミュータント排斥を強力に推進するストライカーという人物が登場します。この人物はローガンの秘密を握っているらしいのですが、その秘密は完全には明かされないまま、共存派と敵対派の戦いに巻き込まれて死亡。X-MENの一員、万能の能力をもちエグゼビアのアシスタント的存在でもあったジーンも仲間を救うために死亡します。

敵対派の首魁マグニートーはアジトを破壊されながらもなんとか逃げ仰せ、第3作へとつながります。

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スコア:




第3作は、ミュータントと人間は平和的に共存しているという描写から始まります。ミュータント省という役所が設けられ、そこの長官は見るからに不気味なミュータント。平穏な日々が続きますが「ミュータントは病気であり、その病気を解消するためのワクチンを開発した」とする「普通の人類」がミュータントにこのワクチンの接種を求め、一大キャンペーンを繰り広げます。そんな中前作で死んだはずのジーンが悪の性格を持って復活します。マグニートー率いる敵対派とともに人類制圧に加担したジーンは、共存派のリーダー、エグゼビアを殺してしまいます。リーダーを失ったX-MEN一派とマグニートーたちの戦闘の結果やいかに。戦闘シーンそのものは3作で一番派手でしたが、主人公であるローガンよりも別のキャラクターの方が目立ってしまっている作品でしたね。

さて、最新作『ウルヴァリン』です。この作品はローガンが中心。しっかりキャラが立っていましたね。いかにして無敵の刃を身につけたのかを解き明かしていますし、全編に渡って、大活躍を繰り広げます。まあ、その活躍を観ている分には退屈しない作品でした。

ただ、明らかに続編につなげようとする設定が少々気に食わない。ローガンには兄がいて、その兄はローガンに勝るとも劣らぬ能力を持っています。この兄はローガンとは敵対しており、様々な場面で戦うのですが、最後は和解します。そして、崩れ去る建物の砂塵の中消えていきます。生死が不明のままというのは「次の作品でまた出しますよ」と言っているようなものです。まあ、興味を惹かれないわけではないんですがね…。

全般的には良く出来たアメコミ作品でした。
by lemgmnsc-bara | 2009-10-12 08:00 | エンターテインメント

映画、演劇、お笑い、あまり肩の凝らない小説等々…、基本的にエンターテインメント系に特化したブログにします。

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