2009年 03月 21日
『7つの贈り物』鑑賞
観た映画はこちら。最高権力者様のリクエストです。
予告編では雨の中走るシーンが繰り返し流されていたので、『アイ アム レジェンド』や『ハンコック』のようなSFモノだとばかり思っていましたが、さにあらず。ウィル・スミス演じる主人公ベンが、不幸な人々を救うハートウォーミングかつシリアスなリアル描写モノでした。
ベンは自分の住居から肺、肝臓、骨髄をそれぞれ恵まれない人々に提供します。そして最後には自ら命を絶って心臓の移植を待つ患者に心臓を提供します。
なぜ、主人公のベンは、恵まれない人々に、文字通りわが身を削ってまで施しをするのか?理由については本編を観て欲しい、としか言いようがありません。ベンは国税局の役人だと自らの立場を偽り、恵まれない人々を探し出して、自らの目で人柄を見極め、めがねにかなった人物に、その人物が最も欲するものを提供していくのです。その贈り物の合計が七つあり、そのものずばりの題名がついています。
この映画は決して爽快な映画ではありません。むしろ泣くことによってカタルシスを得るための映画です。最高権力者様も涙をぽろぽろ流した後は「すっきりした」とおっしゃっておりました。
私的には納得はできたものの主人公に感情移入のしにくい映画でした。様々な生活習慣病を抱え、臓器提供したくとも出来ないという負い目があるからかもしれません^^。まあ、そこまで無理やりにこじつけなくても、なんとなく気分をブルーにさせられてしまう映画でした。ウィル・スミスはSFモノとは一味違ったいい演技をしていたと思いますがね…。
by lemgmnsc-bara
| 2009-03-21 21:24
| エンターテインメント